駆け込み団地の黄昏 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
赤川次郎らしい軽快なテンポは好きだけど、娘を殺さなくても・・・。 ーーー 東京近郊にひっそりと存在する、通称〈駆け込み団地〉。そこはDVやいじめなどで社会から疎外された人々が救いを求める場所。ある夜、現職大臣夫人の僚子がそこに逃げ込んだことから、静かだった団地の状況は一変。妻が逃げたという事実をひた隠しにしようとする大臣と、このスキャンダルを利用しようとする人々の塩飽がからみ合い、思わぬ悲劇が引き起こされーー。社会はサスペンス。
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いやぁーー。面白かった!!赤川次郎のイメージはとにかく会話文が多い。そんな三毛猫ホームズからのイメージでしたが、今回は会話文はまぁ。まあで、改行がとにかく多かった。笑。 京極みたいに、やたら遠回しに七面倒くさく物事を伝えようとするやつと、赤川次郎みたいにとにかく簡潔なやつと、ど...
いやぁーー。面白かった!!赤川次郎のイメージはとにかく会話文が多い。そんな三毛猫ホームズからのイメージでしたが、今回は会話文はまぁ。まあで、改行がとにかく多かった。笑。 京極みたいに、やたら遠回しに七面倒くさく物事を伝えようとするやつと、赤川次郎みたいにとにかく簡潔なやつと、どっちもそれでも面白いんだから天才だよなぁー本当。笑 にしても、ほぼ主人公に近い女が、 私のせいでごめんなさい。 私がいけなかったのね。 ってわかってるのになんもしねー女なんだわ。で、とにかくその女のせいでいろんなやつが殺されるのね。最終的に娘まで。。。 で、のうのうと生きてるこの女。最初から最後まで人にとっても好かれる綺麗でとってもいい人キャラ。 これが、とにかく私腹立つ。笑!!こういうキャラ設定たまにあんだけど、マジ腹立つ。お前がしねーって、死んだら物語面白くないけど、しねーしねーって毎回思うさー本当、いや、死んだ面白くないんだけど、ね。でも、お前が死ねばなんも丸く収まるよ。アホんだら。と、思うわけですよ。入り込めば入り込むほど。笑。さすがプロ。
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赤川作品とは思えない作品で、まず驚きだった。 いつもの軽いタッチのミステリーとは違い、細部の書き込み、ストーリー展開の鮮やかさ、意外性。 私が、これまで読んだ赤川作品の中に於いて、文句なしに一番だった。
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