分冊文庫版 ルー=ガルー2(上) の商品レビュー
お、今作のメインはあの二人?32章からスタートするから少し吃驚しましたが、なるほど連続しているのね。そして今作でも、僕たちが生きる現代は何かにつけ蔑まれますw
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前作は発売当時に読んだきり、 話も大まかにしかおぼえてなくて、 こうのあゆみと牧野葉月がごっちゃになってたくらいでしたが 問題なく読めました。 がっつり続きものだって聞いて(章番号も続いてるし)、 前忘れてちゃ楽しめないかと思ってたんでよかったー。 あれから10年もたつんだね。...
前作は発売当時に読んだきり、 話も大まかにしかおぼえてなくて、 こうのあゆみと牧野葉月がごっちゃになってたくらいでしたが 問題なく読めました。 がっつり続きものだって聞いて(章番号も続いてるし)、 前忘れてちゃ楽しめないかと思ってたんでよかったー。 あれから10年もたつんだね。 前作読んだ時は小学生で、 どちらかというと主人公たちに近い年齢だったから、 この年になれば見方も変わるような気がしてたんだけど あんまり変わらなかったかも。 あたしが成長してないってことなのか みんな、しっかりしてるなーと思って読んでました。 前作、文庫出てるし、機会があればまた読みたいな。
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三箇月前、来生律子は攫われて、監禁されて、殺されたかけた。逃げ回ったり拳銃で撃たれたりした体験はまさに悪夢であったが『生きている』気がした。そして、日常といわれる今この現実こそが支離滅裂で出鱈目な『夢』なんじゃないだろうか。。。 そんな律子と偶然、夜道で出会ったのは同じ体験をし...
三箇月前、来生律子は攫われて、監禁されて、殺されたかけた。逃げ回ったり拳銃で撃たれたりした体験はまさに悪夢であったが『生きている』気がした。そして、日常といわれる今この現実こそが支離滅裂で出鱈目な『夢』なんじゃないだろうか。。。 そんな律子と偶然、夜道で出会ったのは同じ体験をした作倉雛子。その時、彼女から【毒】という液体が入った小壜を托される。 少女たちの廻りでまたもや不審な人物の影が……そして爆発事故が起こり、殺傷事件が相次ぐ!! 前回同様にプロローグが長く、もどかしい。すべては下巻へ!!
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本格的な感想は下巻に譲る。 ここではサラリと。 設定が面白い! 前の作品で事件に巻き込まれたキャラクターが今回はちょっと出てきて、でも主役でーという感覚が好き。 下巻での決着の付けかたに期待大! ---------------------------- 「人を人でないもの...
本格的な感想は下巻に譲る。 ここではサラリと。 設定が面白い! 前の作品で事件に巻き込まれたキャラクターが今回はちょっと出てきて、でも主役でーという感覚が好き。 下巻での決着の付けかたに期待大! ---------------------------- 「人を人でないものに作り替えようとしているのです。」おぞましい事件から三カ月。来生律子の許を訪れた佐倉雛子は小瓶に入った毒を託し姿を消した。相次ぐ殺人事件と三十年前の一家惨殺事件との奇妙な符号は何を意味するのか?小瓶の中身は果たして何なのか?少女たちは再び動き出す。
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前作で張られていた伏線が、ここにきて新たな展開を見せ始めます。まるで前の事件が序章であったかのように、物語は予測不能な方向に・・・。以前脇役だった人物にもスポットが当てられ、誰が敵か見方かわからない状況の中で、そもそも何が起こっているのかさえ判らないまま、登場人物それぞれが、それ...
前作で張られていた伏線が、ここにきて新たな展開を見せ始めます。まるで前の事件が序章であったかのように、物語は予測不能な方向に・・・。以前脇役だった人物にもスポットが当てられ、誰が敵か見方かわからない状況の中で、そもそも何が起こっているのかさえ判らないまま、登場人物それぞれが、それぞれの思いで、それぞれに行動を起こし、状況はさらに混沌としたものになっていきます。
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上下とも読了。 1巻読んだときのほうが「面白かったー」と思った気がするけど、それは京極ブームがきていたからなのか、それともやっぱり1巻の方が面白かったからなのか、良く分からない。 残念ながら手元に1巻がないので、読み返すこともせずに2巻だけ読んだ。 いまいち話を思い出せなかった...
上下とも読了。 1巻読んだときのほうが「面白かったー」と思った気がするけど、それは京極ブームがきていたからなのか、それともやっぱり1巻の方が面白かったからなのか、良く分からない。 残念ながら手元に1巻がないので、読み返すこともせずに2巻だけ読んだ。 いまいち話を思い出せなかった・・・ なんだか、どんどんラノベっぽくなっている気がする、京極。 最近のは他には豆腐小僧くらいしか読んでないけども。 前は良いなーと思った「美緒」が、今回見るとほんとただのアホっぽい娘で、ちょっと残念な気持ちに。 ストーリーも設定も展開もキャラも、なんだか、今の私にはもう合わない。 萌えキャラっぽくなっちゃったキャラ絵を見たからかなぁ? なんだかアニメ的でした。
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昔読んだ1作目はすごく面白かったと記憶しているのだけど、今回はいまいちだったなー。説明的な会話が長くて不自然に感じた。
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前作を読んだのが随分と前なので、人物関係など、すっかり忘れたまま読み進めるには、何の背景説明なしの展開なので、とっつきにくい感が否めない。読み進めていくと何となくは思い出してくるのではあるが、上巻の最後の直前まで話が進まず、相変わらずの作者の理屈っぽさが少女目線で語られるのは少々...
前作を読んだのが随分と前なので、人物関係など、すっかり忘れたまま読み進めるには、何の背景説明なしの展開なので、とっつきにくい感が否めない。読み進めていくと何となくは思い出してくるのではあるが、上巻の最後の直前まで話が進まず、相変わらずの作者の理屈っぽさが少女目線で語られるのは少々、違和感が残る。最後に話が動くのではあるが、どう進んでいくのかまでは見通せない。
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・京極夏彦「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」(講談社文庫)でまづ書いておきたいのは四形態同時発売といふ本作の出版形態である。単行本、ノベルス、文庫分冊、電子書籍の四形態である。文庫分冊があるならば文庫合冊があつて然るべきだと思ふのだが、残念ながらこれはない。他...
・京極夏彦「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」(講談社文庫)でまづ書いておきたいのは四形態同時発売といふ本作の出版形態である。単行本、ノベルス、文庫分冊、電子書籍の四形態である。文庫分冊があるならば文庫合冊があつて然るべきだと思ふのだが、残念ながらこれはない。他が分冊ではないので、わざわざこれだけ分冊と謳つたのであらう。個人的には、文庫をわざわざ分冊にするといふ処理を非常に残念に思ふ。文庫合冊では定価1,400円に収まらないのであらうか。それとも文庫は薄いに限るといふ声でもあるのか。あるいは文庫は薄いに限ると配慮してくれたのか。しかし、分冊はやはり不便である。辞書でなくとも、厚くても合冊が良い。ただし、四六判やノベルス版は大きいから好きでない。文庫が最も場所をとらない。言はばコストパフォーマンスの良さである。合冊になればそれが更に高まる。電子書籍は最近の流行りだが、私はまだ好きになれない。売れ筋は電子書籍になつても、売れないものはいつまで待つてもさうならない可能性が高い。現状では文庫になるやうなものはすべて電子書籍化されるとは言へないであらう。何でも商売にならねば終はりである。京極だから、それも続編だから、かういふ言はば出版に於ける冒険ができるのである。他の作家では、望んでも出版社がこんなことをさせてくれないであらう。そんなことを考へると、まだ電子書籍に食指は動かない。いや、それ以上に紙でできた本の方が良いといふことがある。ブックリーダーではいかなる姿勢で読むにしろ、何か読みにくさう、持ちにくさうである。スマートフォンだと小さすぎると思ふ。やはり文庫でも紙の本が良い。万が一寝転がつて読んでゐて落としたとしても、紙ならば何の心配もいらないではないか。どれが最も売れ筋なのか気になるところではあるが、そんなわけで私は文庫分冊を買つたのであつた。 ・「ルー=ガルー2」は続編である。新たな事件が発生し、それを解決させると同時にいくつもの隠された事実が明らかになるといふものである。最初からこのやうに構想されてゐたのかどうかは知らないが、先の事件の関係者が実にうまく1本の糸でつながつてしまふ。特に影の薄かつた二人が今回の謎の中心にくる。他の四人は大人二人の救出と事件の解決、有り体に言へば殺人と破壊工作を見事にやつてのける。前作と同じである。もしかしたらこれは歌舞伎風の、実は ……の世界と荒唐無稽さをまねたものであるのかもしれない。同時に、何十年か前の出来事が引き金になつてをり、しかも親の因果が子に報いといふ因果譚の様相をも示してゐる。これまでの京極の作品の多くにもかういふのがあつたはずである。これは近未来SFである。およそさういふ世界と縁遠いと思はれる世界である。しかも所謂反ユートピア世界であらう。ここに京極の様々な思ひが封じ込められてゐる。その受け取り方は様々であらうが、美緒を中心とする「不良少女」がいともあつけなく敵を粉砕してしまふといふ物語は受け入れるしかない。あり得ない天才、あり得ない因果、あり得ない物語……しかしおもしろい。狂言回しの大人さへ落ちこぼれである。さうして悪のステロタイプである。つまりは勧善懲悪である。従つて、これはすべて少女達のために構想された物語である。もちろん「不良少女」のための物語である。それゆゑに勧善懲悪もいささか歪んでくる。物語世界が近未来のとてつもなく合理化された世界だからであらう。とまれ、SFとして読んでも、京極の推理小説として読んでも十分に楽しめる物語である。文庫合冊だつたら文句無しであつた……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
忌避すべき狼は葉月ちゃんと不破さん視点だったからなかなか話が展開しない印象があったけど、今回は律子ちゃんと橡さん視点のせいか動く動くw 律ちゃんの転んだら笑ろてまえという前向きなところが歯切れよくて好き♪ それと関西弁はやっぱりエエなぁ♪ 暴走刑事は警察辞めても暴走してるのねwww
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