対談集 なにものかへのレクイエム の商品レビュー
久しぶりに読み返した。 最後の高橋源一郎との対談で、3.11以降は賛成か反対かをすぐに答えさせようとする政治的な言語が主流になってしまった、美術はそのような政治的な言語ではない表現の可能性を示しているという。 あれから10年以上経ってもまだ同じ状況が続いているようだ。
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芸術から20世紀論まで多岐にわたる対談集。バラエティーに富んだ方たちとの対談はとても濃密で面白かった。三島の話はとくにいい。20世紀を想い、21世紀について考えさせられるような内容。
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展覧会では見えなかったことがこの対談集で分かったりした。そういう点では面白かったし、作品が無くても対談だけで十分楽しめる内容で、戦後、あるいは20世紀について、(芸術ではなく)考えさせられた。
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三島由紀夫、マリリンモンロー、手塚治虫 イングリッド・バーグマン、チェ・ゲバラ 毛沢東、レーニン、アンディ・ウォーホール チャップリン その「人」になりきることは その時代を語り合う事でもある その切り口のおもしろさも さることながら 今 私たちが生きている この「時代」のどこ...
三島由紀夫、マリリンモンロー、手塚治虫 イングリッド・バーグマン、チェ・ゲバラ 毛沢東、レーニン、アンディ・ウォーホール チャップリン その「人」になりきることは その時代を語り合う事でもある その切り口のおもしろさも さることながら 今 私たちが生きている この「時代」のどこら辺に 自分が立っているかを 再認識させてもらえる そんな 対談集になっている
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活動のジャンルはそれぞれ違えど、対談者は森村さんの仕事を理解するやわらかい感性を持った人達ばかり。 震災が起きて間もない時期に同世代の高橋源一郎さんとの対談も印象的。
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