アニメで読む世界史 の商品レビュー
ハイジ、ネロ、マルコ、ペリーヌ、フローネ、トムソーヤ、トラップ一家。アニメ「世界名作劇場」は何を描いていたのか。子供の頃、ストーリーにドキドキ・感動したら、大人になって社会的背景、世界史における位置づけに思いを馳せるのも一興。アニメを観直せばなお面白い。
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世界名作劇場大好きでした。異国情緒あふれる画面、おいしそうな食べ物。 本作は歴史学者たちの連作とのことで、歴史解説部分はこむずかしく感じ、斜め読みしてしまいましたが、主旨はおもしろかったです。 あとがきなどからすると発起人の藤川隆男さんはおもしろ教授なのだと思われます。
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フランダースの犬、アルプスの少女ハイジ、母をたずねて三千里、トム・ソーヤの冒険、半分は見ていて、半分は見ていない。ほとんどが今から100年以上前の物語であることは、以前何かの本で読んで、そんな昔の話かとちょっと驚いた。世界史は学校の授業で習っていないので、新鮮だった。当時はそんな...
フランダースの犬、アルプスの少女ハイジ、母をたずねて三千里、トム・ソーヤの冒険、半分は見ていて、半分は見ていない。ほとんどが今から100年以上前の物語であることは、以前何かの本で読んで、そんな昔の話かとちょっと驚いた。世界史は学校の授業で習っていないので、新鮮だった。当時はそんな歴史的背景など知らずに見ていた。現代の世界情勢を理解するのにその知識は必要。面白かった。
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「レ・ミゼラブル(ああ無情)」、「フランダースの犬」、「セリーヌ物語」、「アルプスの少女ハイジ」、「小公女セーラ」、「母をたずねて三千里」、「不思議な島のフローネ(家族ロビンソン漂流記)」、「トム・ソーヤの冒険」、「トラップ一家物語」。 アニメを見ていたのは、「フランダースの犬...
「レ・ミゼラブル(ああ無情)」、「フランダースの犬」、「セリーヌ物語」、「アルプスの少女ハイジ」、「小公女セーラ」、「母をたずねて三千里」、「不思議な島のフローネ(家族ロビンソン漂流記)」、「トム・ソーヤの冒険」、「トラップ一家物語」。 アニメを見ていたのは、「フランダースの犬」と「アルプスの少女ハイジ」、「母をたずねて三千里」だけだったりするんだけど…。 高校生の頃に読みたかったっス。 教科書っぽく、山川出版なのね。
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帯文:"思い出して!懐かしいアニメたち" "知的冒険の旅へ、いざ出発!" 目次:物語の旅とトポス、はじめに、第1章 レ・ミゼラブル 少女コゼット つくりかえられた女性像、第2章 フランダースの犬 つくられた国家と少年の夢、第3章 家なき...
帯文:"思い出して!懐かしいアニメたち" "知的冒険の旅へ、いざ出発!" 目次:物語の旅とトポス、はじめに、第1章 レ・ミゼラブル 少女コゼット つくりかえられた女性像、第2章 フランダースの犬 つくられた国家と少年の夢、第3章 家なき子レミ,ペリーヌ物語 近代フランスの子どもたち、第4章 アルプスの少女ハイジ スイスのアイデンティティ、…他
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歴史はどうしても政治史に偏りがちだけど、アニメのストーリーの背景として歴史を説明してくれているので、当時の様子を想像できておもしろかった。 特に、アニメの主人公は子どもが多く、なかなか政治史では見えてこない社会的弱者の様子がよくわかって新鮮だった。 ただ、世界史に詳しい人じゃない...
歴史はどうしても政治史に偏りがちだけど、アニメのストーリーの背景として歴史を説明してくれているので、当時の様子を想像できておもしろかった。 特に、アニメの主人公は子どもが多く、なかなか政治史では見えてこない社会的弱者の様子がよくわかって新鮮だった。 ただ、世界史に詳しい人じゃないと読むのがきついかも。
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かつてアニメ名作劇場などで放映された「レ・ミゼラブル 少女コゼット」「フランダースの犬」「家なき子」「ペリーヌ物語」「アルプスの少女ハイジ」「小公女セーラ」「母をたずねて三千里」「家族ロビンソン漂流記―ふしぎな島のフローネ」「トム・ソーヤの冒険」「トラップ一家物語」について、その...
かつてアニメ名作劇場などで放映された「レ・ミゼラブル 少女コゼット」「フランダースの犬」「家なき子」「ペリーヌ物語」「アルプスの少女ハイジ」「小公女セーラ」「母をたずねて三千里」「家族ロビンソン漂流記―ふしぎな島のフローネ」「トム・ソーヤの冒険」「トラップ一家物語」について、その舞台の歴史的背景や実際同じ立場にいた当時の人たちの様子などが描かれています。私も実際授業をしていて、「フランダースの犬」などはよく話題にします(ルーベンスを説明するためネロとパトラッシュの最後のシーンを話したら、思わず授業中に涙を流してしまったこともあります)。それにしても、はやり研究者はすごいと思います。私達が単純に見ていたアニメから、これほど深く歴史を探る、このアニメの舞台がどの時期のものであり、そのときの交通事情は、政治情勢は、経済は・・・。ハイジのおんじが元傭兵で、イタリアの統一戦争に参加していたかも、何てほんと興味がわき出ます。 ついでですが、5,6年前の生徒と最近の生徒の違いについて思うことは、「天空の城ラピュタ」を話題にしたときの反応ですね。当ブログをご覧の人には自明でしょうが、「天空の城ラピュタ」は世界史ネタが満載です。スウィフト『ガリバー旅行記』をはじめ、シータはインドの大叙事詩『ラーマーヤナ』のヒロインの名前ですし(これが元かは知りません)、ドーラ一家の三兄弟シャルル、ルイ、アンリはみなフランス王の名としてでてきます。他にもラピュタの雷の説明に出てくるインドラとは先述の『ラーマーヤナ』に出てきますし、空中戦艦の名であるゴリアテも『旧約聖書』に登場します。 こういった話を要所でしていくのですが、昔の生徒はよく反応してくれましたが、最近の生徒はほとんど無反応です。聞いたらほとんどの生徒が見ていない、もしくは見たとしても1回でまったく覚えていないと、話していて悲しくなります。私の世界史の授業を受けるなら、ラピュタは必見と言い続けているんですけどね・・・。 最後の今後の授業に役立つ備忘録を。 『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンの言葉「国家第一の官吏とは、すなわち乳母と教師の2つです」 『フランス民法典』にある言葉「女性は永遠に未成年である」 「フランデレン」はオランダ語、「フランダース」は英語、「フランドル」はフランス語 温泉を表す「スパ」という言葉は、ベルギーにある保養地の名からきている 「アルプスの少女ハイジ」のオープニングの歌詞に出てくる「アルルム」とはアルプスの放牧地のこと ルソー著の教育書『エミール』に書かれている言葉「男性の気に入り、役に立ち、男性から愛され、尊敬され、男性が幼いときは育て、大きくなれば世話を焼き、助言を与え、なぐさめ、生活を楽しいものにしてやる」のが女性の義務であり女子教育の役目 “リソルジメント”とは高校世界史では「イタリア統一運動」と理解するが、もともとは「イタリアの近代化を進めるための政治、社会、経済、文化をめぐる動きの全体」を意味する。 オーストリア国旗(赤白赤の横ライン)の由来は、第3回十字軍でオーストリア貴族が白いベルト以外全身を返り血で赤く染まったことによる。
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19世紀後半から20世紀前半の欧米が舞台の有名なアニメをテーマにした歴史アンソロジー この本を登録した時は、巌窟王についてのあれこれが読めるんじゃないかと期待してた気がする。 巌窟王の原作は、ユージェニーがかわいそうという噂を聞いたので読みたくない。
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【レビュー】 よい点:かなり詳しい内容が丁寧に分かりやすい日本で書いてあるので、読みやすかった。 悪い点:アニメに関する知識がないと、面白さは半減する。 結論:日曜日休みに一読して、歴史に対する認識を深めるにはいい本。 【特記事項】 ●レ・ミゼラブル ・当時、子どもの労働は悪いこ...
【レビュー】 よい点:かなり詳しい内容が丁寧に分かりやすい日本で書いてあるので、読みやすかった。 悪い点:アニメに関する知識がないと、面白さは半減する。 結論:日曜日休みに一読して、歴史に対する認識を深めるにはいい本。 【特記事項】 ●レ・ミゼラブル ・当時、子どもの労働は悪いこととは考えられていなかった。フィリップアリエス『子供の誕生』では、近代以前のヨーロッパには「子ども時代」なる概念はなく、幼児期を過ぎれば小さな大人として、地域共同体に組み込まれた。子ども時代が意識されるようになったのは17世紀以降。 ●フランダースの犬 ・フランデレンはオランダ語、フランダースは英語、フランドルはフランス語 ・ベルギーの言語問題は深刻で、もともとは一つだった、ブリュッセル大学やルーヴァン・カトリック大学はオランダ語系とフランス語系に分裂してそれぞれ二つあり、政党ですら、同じ名前の政党が別々にある。 ・アウトウェルペンはフランドルでも例外的に栄えた地域で、ここに出稼ぎにいく人も多かった。また1870年代にはすでに鉄道網がはりめぐらされていた。しかし現在ではフランドル地域がワロン地域よりも経済力は高い。 ・ベルギーはカトリック国で、司祭の影響力は強いものがあった。 ・この小説の有名な道具であるルーベンスの2枚の巨大な三面祭壇画は、対抗宗教改革のときに描かれた、カトリック教会の勝利を宣伝する絵 ●家なき子レミ ・フランスの歴史 フランス革命→第一共和制→第一帝政(ナポレオン一世)→復古王政(ブルボン朝復興)→七月革命→七月王政(オルレアン朝)→二月革命→第二共和政→第二帝政(ナポレオン三世)→普仏戦争→第三共和政 ●アルプスの少女ハイジ ・原作版では、キリスト教信仰の大切さがとうとうと語られていて、アニメ版ではそれを削減することにした。 ・スイスの正式名称は「スイス盟約者団」という。一種の軍事同盟だった。ハプスブルク家に対抗するため。もともと同家はスイスの一地域が本家本元で、オーストリアではない。 ●セーラ ・中産階級の女性にとって致命的だったのは、イギリス社会では「働かないこと」が裕福な女性の証しとみなされていた。また、男性が海外へ仕事にいくようになり、結婚できない女性が増えていった。当時かろうじて中産階級らしい女性の仕事といえば、住み込み家庭教師だった。 ・ルソーは「エミール」のなかで女性への教育論をといているが、彼は、女性は男性に対する接し方、男性に対する気遣い、男性の役に立つという視点で女性の教育内容を決めることを論じていた。 ●フローネ ・アボリジニはオーストラリアでは「アボリジナルおよびトレス海峡諸島民の人々」という。アボリジナルはオーストラリア大陸に住む人。 ●トラップ一家物語 ・トラップ家は長男ルーベルとを除いてみんなイタリア人で、ナチスは逮捕することはもともとできなかった。
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19世紀あたりが舞台の作品から世界史。 うちはかわないがあそこが買うだろうとおもってたらやっぱり他館が買ってた。 他館発注。
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