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不眠症(上) の商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2019/05/07

齢70のロバーツは不眠症で悩んでいた。いろいろな手段を試してみたものの症状は改善せず、次第に睡眠時間は短くなる一方だった。そうした中ロバーツは人の周囲に漂う色の帯を見るようになり、いろいろな幻想も見るようになってきた。  ある晩寝付けなかったロバーツが隣家を見ているとそこから白衣...

齢70のロバーツは不眠症で悩んでいた。いろいろな手段を試してみたものの症状は改善せず、次第に睡眠時間は短くなる一方だった。そうした中ロバーツは人の周囲に漂う色の帯を見るようになり、いろいろな幻想も見るようになってきた。  ある晩寝付けなかったロバーツが隣家を見ているとそこから白衣を着た3人の人間が出てくるのを見た。不審に思ったロバーツは匿名で警察に電話をしたが、警察は隣人の死を確認したもののうちの中には異常は見当たらず自然死とした。  徐々に自分の能力を確信し始めたロバーツは女友達のロイスも同じ能力を持つことを知った。

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2015/06/15

不眠症という名の割には読んではすぐに眠くなってしまうような展開。下巻の後半半分くらいはまあまあだったけど、それまでがとてものめり込まなかった。ちょっと時間をあけながら読んだからかな。 でも、それを差し引いてもいつものスティーブン・キング作品よりはやっぱりつまらなかったな。話も分...

不眠症という名の割には読んではすぐに眠くなってしまうような展開。下巻の後半半分くらいはまあまあだったけど、それまでがとてものめり込まなかった。ちょっと時間をあけながら読んだからかな。 でも、それを差し引いてもいつものスティーブン・キング作品よりはやっぱりつまらなかったな。話も分かりにくい。

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2014/08/23

1408 キングの長編物らしさ満天の作品。いきなり異常なシーンから始まるが、その後は一歩一歩その世界に踏み入れて行く様がまさに!って感じ!後半も楽しみです。

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2012/10/22

さすがキング。最初からぐいぐい引き付ける力はすごい。 同時代に、このような作家がいるのは嬉しい。

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2012/02/04

前半は謎が多くて楽しかったが、後半はペースダウンしてなんだかファンタジー小説のような雰囲気だった。シャイニングやミザリーのようなホラーを期待していたが、違っていました。ファンタジーだとわかっていたら読まなかったのに。

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2011/12/26

 妻の死後、不眠症になった老人ラルフ。  それは、未知な世界への導きだった。  日常が、じわじわと崩れて行く恐怖から始まって、キングらしい観念的な恐怖になり、そしてびっくりの冒険活劇になる物語。  でも、終わりは、とてもキングらしい。    ある意味、とてもキング的で、キングら...

 妻の死後、不眠症になった老人ラルフ。  それは、未知な世界への導きだった。  日常が、じわじわと崩れて行く恐怖から始まって、キングらしい観念的な恐怖になり、そしてびっくりの冒険活劇になる物語。  でも、終わりは、とてもキングらしい。    ある意味、とてもキング的で、キングらしい作品といえると思う。  にしても、主人公を老人にもってくるあたりが、心ににくい。  でもって、彼が老人であるがゆえに、あの結末なのかと思うと、切ないのである。    想いは、個で終わるものではない。  きっと、それは誰かを揺らし、伝わっていくものなのではないだろうか。  そうやって、人間たちはたくさんの個が重なりあり、絡み合って、一つに大きな文様を描いていくのだろう。    そういう命の永遠性を感じられる作品だった。  やっぱ、キングは面白いです。

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2011/12/19

おっ、新刊! と思って買ったら、既読でした・・・ たぶん、何年か前に図書館で借りて読んだんだな。 とはいえ、話の筋はほとんど忘れているので、新鮮な気持ちで読めました。スティーブン・キングの小説は、登場人物の心理が細かく描かれるのですが、「そうそう!」とうなずけることが多くて、好...

おっ、新刊! と思って買ったら、既読でした・・・ たぶん、何年か前に図書館で借りて読んだんだな。 とはいえ、話の筋はほとんど忘れているので、新鮮な気持ちで読めました。スティーブン・キングの小説は、登場人物の心理が細かく描かれるのですが、「そうそう!」とうなずけることが多くて、好きです。

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2011/12/03

11月30日読了。キングのホラー長編の上巻、おなじみデリーの街に住む老人ラルフは、妻の死と前後して不眠症に悩まされるはじめる・・・。「不眠症に悩む人物にあり得ない幻覚が見え、その中で奇妙なクリーチャーが蠢き始める」とはいかにもキングに浮かびそうなアイデアだが、不眠症の苦しみの描写...

11月30日読了。キングのホラー長編の上巻、おなじみデリーの街に住む老人ラルフは、妻の死と前後して不眠症に悩まされるはじめる・・・。「不眠症に悩む人物にあり得ない幻覚が見え、その中で奇妙なクリーチャーが蠢き始める」とはいかにもキングに浮かびそうなアイデアだが、不眠症の苦しみの描写がいまいち深くないのと、デリーの街を覆うゆがみ・不穏な空気みたいなものが、この小説1冊で完結するほど描かれていないのが気になる・・・。ラルフの周囲の人々の描写もかつてのキングのように執拗に細かくないのではないか?いつものように後半でドカンと大爆発・大殺戮が起きて大団円となるのか。期待したい。

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