火の鳥(文庫版)(1) の商品レビュー
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火の鳥の 「虫たちは自然が決めた一生のあいだ ちゃんと育ちたべ恋をし卵を産んで 満足して死んでいくのよ 人間は虫よりも魚よりも犬や猫よりも長生きだわ その一生のあいだに…… 生きている喜びを見つけられれば それが幸福じゃないの?」 この言葉にこの作品が詰まってると感じた。
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子供の時読んだがストーリーは全く認識できておらず。「バーナード嬢」で見たのをきっかけにちゃんと読みたくなり購入。なんか思ったより話が複雑でびっくり。 大和朝廷による統一前の小国分立時代、クマソのナギ、姉ヒナクと夫グズリ、邪馬台国の猿田彦、卑弥呼と弟スサノオ、高天原族のニニギ、ヨマ国出身の弓彦、ウズメ。 火の鳥を狙う卑弥呼によるクマソ侵略、高天原族による邪馬台国征服。火山の噴火で縦穴に閉じ込められたヒナク・グズリ一家の子供が外の世界に脱出するまで。 誰も火の鳥の生き血を入手できず、ナギ・猿田彦・弓彦といった主要人物は何も成し遂げず死亡。なかなかシビアなストーリー。 絵柄や演出等、さすがに古いなと思うところと、びっくりするほど繊細で普通に感動するところと両方あり。 人物の行動が粗野だったり情緒が単純で切り替えが早いところは、古代という時代設定と合っていて違和感なし。 「子供を産み増やせる女が結局強い」みたいな話が2回出てきてくどかったな。
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神様だけど、驚くほど個人的経験値は低い。繰り返し書いていることだけど、漫画に関しても温故知新の精神は全く持ち合わせず、したがって神様にも手が伸びない。そんな中、本作は殊の外各所で取り上げられる機会が多く、読書欲にかられるという点では1,2を争うだろうということで、今回、図書館で借...
神様だけど、驚くほど個人的経験値は低い。繰り返し書いていることだけど、漫画に関しても温故知新の精神は全く持ち合わせず、したがって神様にも手が伸びない。そんな中、本作は殊の外各所で取り上げられる機会が多く、読書欲にかられるという点では1,2を争うだろうということで、今回、図書館で借りてみた。漫画全集の最初の3巻をまずは読了。卑弥呼の時代に舞台を置いたものだけど、語り起こしとしては普通の面白さ。巻を追うごとに盛り上がっていくのか。
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黎明編 強い国もより強い国に滅ぼされる。 終わりがない。 女性の強さ。 女性の弱さ。 ラストは新世界への希望。
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小学生の頃一度読んでいたが、久しぶりに読みたくなり再読。今読んでも十分面白い。当時では理解できなかった小ネタに気付けるのも嬉しい。神格化された人物が人間らしく描かれているから歴史の教科書よりもずっとリアルに感じる。
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実は、手塚漫画はあまり馴染みがありません。 まともに読んだのは『アドルフに告ぐ』くらいでしょうか。 『ブラック・ジャック』はつまみ食いのように読んでいますが、、 そんな中、ビブリアの5巻で取り上げられていて、 ふと手に取ってみようと思ったのがこちらです。 手塚流、日本神話の...
実は、手塚漫画はあまり馴染みがありません。 まともに読んだのは『アドルフに告ぐ』くらいでしょうか。 『ブラック・ジャック』はつまみ食いのように読んでいますが、、 そんな中、ビブリアの5巻で取り上げられていて、 ふと手に取ってみようと思ったのがこちらです。 手塚流、日本神話の解釈といった内容になるのかな、 ヒミコとスサノオが入り混じっていたりと、結構カオスです。 “穴”に閉じこめられるくだりは、黄泉を思い出させたりと、 この辺りからも、記紀の内容を彷彿とさせます。 懐かしかったのは、騎馬民族説がでてきたあたり、 時代を感じさせます、今ではトンデモ説ですけど。 しばらく、文庫版で追いかけてみようと思います。
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黎明編を収録。 日本の上代の時代を作品のベースにしており、手塚治虫の歴史に関する造詣の深さを感じることができる作品。
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手塚治虫ってスゴイ! 普遍的なテーマで、過去から未来まで縦横無尽に走り抜ける。 アイディア、伏線回収もスゴイ。
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小学校6年の時に塾の本棚にあった大判の本が、初めての「火の鳥」だった。当時は十分に理解できる代物ではなかったことが、いま読み返してみてわかる。深い作品だと感じる。
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僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様...
僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。 1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。
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