1,800円以上の注文で送料無料

サイエンス入門(Ⅰ) の商品レビュー

4.8

11件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/12/15

何度も読んで付箋だらけの本。読んだ後、世界が開けた感じがする良書。 中学や高校でひと通り理科は習った。それでもエネルギーとは何か、電気とは何か、波とは何かと聞かれたら答えられない。習ったのかもしれないけれど、その言葉を理解し、概念を獲得するより前に、力学の計算や化学反応式の記述...

何度も読んで付箋だらけの本。読んだ後、世界が開けた感じがする良書。 中学や高校でひと通り理科は習った。それでもエネルギーとは何か、電気とは何か、波とは何かと聞かれたら答えられない。習ったのかもしれないけれど、その言葉を理解し、概念を獲得するより前に、力学の計算や化学反応式の記述に入ってしまい、そちらについていくだけで精一杯だった。そんなレベルの読者向けに書かれている。内容は物理学の基礎知識であるが、専門的なことも誤魔化しなく踏み込んでいる。 好奇心を刺激され、もっと知りたいと思えるようになる。また、人間の知性に対する敬意を持つようになる。

Posted byブクログ

2018/11/05

☆カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授。文系向の講義。簡略版は×「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」として刊行されており、本書は教科書的スタイルである。なかなかいいと思うね。 you tubeで、physics for future presidentで検索す...

☆カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授。文系向の講義。簡略版は×「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」として刊行されており、本書は教科書的スタイルである。なかなかいいと思うね。 you tubeで、physics for future presidentで検索すると、講義が見られる。

Posted byブクログ

2018/10/20

将来の大統領になる人のための物理とテクノロジー。新聞紙上で取り上げられているような話題の物理の基礎が解説されている。政治家もこのぐらいの物理の知識を持っておく必要があるという前提の講義。カルフォルニア大学バークレー校の人気講義を本にしたもの。よかった。  第1講 エネルギーと仕事...

将来の大統領になる人のための物理とテクノロジー。新聞紙上で取り上げられているような話題の物理の基礎が解説されている。政治家もこのぐらいの物理の知識を持っておく必要があるという前提の講義。カルフォルニア大学バークレー校の人気講義を本にしたもの。よかった。  第1講 エネルギーと仕事率と爆発の物理  第2講 原子と熱  第3講 重力と力と宇宙  第4講 原子力と放射能  第5講 連鎖反応と原子炉と原子爆弾  第6講 電気と磁気  第7講 波-UFO、地震、音楽など

Posted byブクログ

2014/01/05

ネット上には清濁入り混じったインフォメーションがそこら中に存在しているが、何か臭うと感じ、疑問を持ち、自ら調べる、探索するには、ある程度の知識が必要だ。本書はそのある程度の知識を仕入れるにはよく網羅されている。(この数式、或は数値は覚えなくてもよいと記載されてさえいる!) 「何が...

ネット上には清濁入り混じったインフォメーションがそこら中に存在しているが、何か臭うと感じ、疑問を持ち、自ら調べる、探索するには、ある程度の知識が必要だ。本書はそのある程度の知識を仕入れるにはよく網羅されている。(この数式、或は数値は覚えなくてもよいと記載されてさえいる!) 「何が解らないか分からない」状態をなんとか解決しないと、幾らでもたてられる仮説の一つに過ぎないもの、デマ、プロパガンダを無批判に(=ウイルスチェック無しに)ダウンロードすることになってしまう。行き着く先はパニックである。まずは、何が解らないのか分からない状態を解消しなければならない。全体像を把握しなければ各論にさえ辿り着けない。総論の本。

Posted byブクログ

2013/12/16

非常に面白かった。最新の物理の基本を幅広く知りながら、それがどのようにして現代のハイテクノロジーを成り立たせているかを学ぶことができる。高度なテクノロジーに囲まれて生きる我々、特に原発や津波の被害に合い続けている日本人には、極端な誤解や偏見を持たず、しっかりとした判断や認識、選択...

非常に面白かった。最新の物理の基本を幅広く知りながら、それがどのようにして現代のハイテクノロジーを成り立たせているかを学ぶことができる。高度なテクノロジーに囲まれて生きる我々、特に原発や津波の被害に合い続けている日本人には、極端な誤解や偏見を持たず、しっかりとした判断や認識、選択ができるよう、テクノロジーの仕組みやリスク、その力強さや可能性について正確な知識持っていたほうが良いと思われる。ので、必読と言っても過言ではないのではと感じた。シーベルト、ベクレルとかよくわかる、高速増殖炉もんじゅのヤバさとかも。

Posted byブクログ

2017/03/31

脂肪1グラムは7キロカロリーだ、とか どうして隕石が衝突すると爆発が起こるか、というような面白い話が延々続く。 あくまでも読み物だけど、読むと勉強したくなる。

Posted byブクログ

2012/07/22

発刊日が、原発事故の前であるので、より客観的な書かれ方をしている気がします。とても判り易く、この手の分野の指南書・基本書的な1冊です。

Posted byブクログ

2012/05/24

文章全体の読みやすさに加え、憶えておいた方が良い所、憶えておかなくても構わない所をはっきり示してくれているので、難しく考えなくても読み切る事ができた一冊。化学や物理等、自分の知らない分野の事をかじる程度に知識を付けられたのはよかった。

Posted byブクログ

2012/03/17

サイエンス系の本は、一行読むたびに立ち止まっては考えるの繰り返しで、読み終わるのを待たずに挫折するパターンがほとんどだった。 だが、この本は立ち止まることもなくスラスラ読める。 わかったような気分になったしまうし、サイエンスへの興味がさらに わいてくる。

Posted byブクログ

2012/02/21

今まで何冊か科学に関する本を読んできたが、やはり相応に難しさがあり理解するのに難儀した。恐らくそれは科学の分野には独自の文章の書き方があり、それに慣れていない人には読み解くのに苦労してしまう部分があるからだと思う。 だが、この本はそれらの著書とは一線を画すをものだった。なんせ文...

今まで何冊か科学に関する本を読んできたが、やはり相応に難しさがあり理解するのに難儀した。恐らくそれは科学の分野には独自の文章の書き方があり、それに慣れていない人には読み解くのに苦労してしまう部分があるからだと思う。 だが、この本はそれらの著書とは一線を画すをものだった。なんせ文脈が本当にわかりやすい。科学をまったく知らない人に対しても基礎からきちんと解説してくれている。さらに、その基礎というのは専門家のための基礎ではなく一般人のための基礎を意味する。つまり、今後研究する人のための基礎(基礎的な公式や専門用語などの解説)ではなく、知識を得たい人のための基礎が学べる一冊なのだ。 恐らくながら、大多数の人間はこの世の意味や仕組みがわからないままこの世界を生きている。何故電気がつくのか、何故太陽は燃えているのか、何故原子力で発電出来るのか等々。個人的な意見ではあるが、これらの疑問を解消出来るというのは非常に有意義であり興味深いことだと思う。そしてこの本ではこのような疑問が(もちろん全てと言うわけにはいかないが)解消される。 この解消されていく感覚が本当に楽しい! 人によってはそんなのは知っても面白くないと思うだろうが、そうでないのであれば読んでも絶対に損はない。この本を読むことで世界を観る目が変わるといっても過言ではない一冊だった。

Posted byブクログ