脱パチンコ の商品レビュー

山下實【著】

2017/12/19

パチンコは全くやらないけど読んでみた。 書かれている内容はとてもまともでやっても良いことなんてないというのがよくわかる。しかしパチンコに依存してる人はそもそもこの本に手を出すことはないんじゃないかな。 手を出そうと思う人ならそんなに依存してないってことだろうし。 一番良いのはどう考えても賭博であるパチンコをきちんと取り締まること。 「パチンコで換金が行われているなど、まったく存じあげないこと」とか言っててどうすんの。

2014/07/27

マスコミ→都合のよい情報しか報道しない。
サラ金とマスコミ→テレビＣＭ多数
韓国では禁止　日本でも上場拒否
生活保護費の受給日から数日間は受給者の客が多くなる。
精神の余裕，充実した時間を失う。
幼児化　「ついカッとなって…」
ターゲット→お金と時間のある公務員，寂しさを埋められないホステス，風俗嬢
店の本音→依存症者作り

パチンコマネー→50％韓国系朝鮮人，30～40％北朝鮮系外国人，残り10％華僑と日本人→反日思想教育は想像以上

電子機器を信じるな。サクラ，身内流し
攻略法購入→ネットで流れる→店が対応可能→コンセントが抜いてある台

これからは高齢者狙い
追い込まれた状況→信じられない行動
１パチ５スロ→どうすれば多く稼げるかの店の戦略→低貸はギャンブルの依存の入り口

大震災のときのメッセージ→バカにしている？
生気のない無表情でひたすら機械のように打っている人々
正しくパチンコを批判→民族差別との批判への対応
ギャンブル依存対策，警察天下り対策

2012/03/18

パチンコが及ぼす人格破綻、非常に危うい業界であること、警察との癒着について元店長が書きおろしてます。ギャンブルをする前に、ギャンブルを完全否定する側の想いを書くことで思考の仕方が変わるかなと思って読みました。ハマってからじゃ遅いからね。

一番興味が湧いた文章は残念ながら当人が引用していた部分なのですが、「パチンコがもたらす人の幼稚化」といった内容。以下抜粋。

「パチンコは現実を忘れさせてくれるので現実逃避としてはもってこいである。なぜ人が現実逃避するかというと、現在自身が持っているストレスや悩みを克服できないからである。現実の悩みが克服できない時、人は過去の行動形式に戻ることがある。これを「退行」と呼ぶ。過去の思考・行動に戻ることで現実から得られない充足を得る。
大人は自分の力で悩みから克服し快楽を得ようとするが、幼児と同様にパチンコでは、現実とは無関係な受動的な当たりの快楽を得ることで充足した気持ちを得る。

2012/01/29

星は１０を付けたいと思いました。
パチンコを取り巻く問題に限らず、世の中の仕組みや人間の欲望、行動原理について冷静に眺め直すきっかけにもなるでしょう。

筆者は、元パチンコ店長だったとのことであり、体験に基づいた情報や考えが述べられ、極めて説得力に富んだ内容になっています。

表紙のデザイン、装丁は安っぽい印象が拭えず、トンデモ本だと思われそうでとても残念です。
本文のデザインはは、一見して文字のサイズが大き過ぎ、すかすかの上げ底のような印象を受けましたが、テンポ良く読めて、要点がわかりやすく、途中からはこれがむしろ本書の最良のスタイルなんだと思えました。
また、すがるように本書を手にした人にとっては、びっしりと字で埋められた紙面よりもはるかに受け入れやすいでしょうし、字の見えにくい人にも読みやすいのかも知れません。

私もパチンコに対して、いろいろと思うところがあり本書を読んだのですが、読み終えた後、私の考えていたことをほとんど全て代弁してもらったという満足感がありました。
そして、それを遥かに上回る見地を与えられた気がしました。

山下實さんは厳しいことを言っていますが、無用な誹謗中傷はせず、憶測に基づいた内容で突っ走ることもしません。
冷静に本書は綴られていきます。

多くの方がこの本を手に取り、パチンコだけでなく、私たちの住む社会、私たちを取り巻く法や制度や慣習について考えて、互いに最適解を模索していけるようになれば．．．とまで思いました。

余談ですが、筆者の山下實さんのwikipediaの記述はどうかと思いました。