メサイア ヘンデルのオラトリオによる福音 の商品レビュー
福音信仰の立場からの詳細なメサイヤの解説。キリスト者でありながら、知らない情報も多かった。降誕、受難、栄光と大きく3つのテーマでの3部構成の意味が、メサイヤ台本作家の忠実な信仰態度から来ているものであることがよくわかった。イエスの宣教は「治療cure」ではなく「癒やしheal」!...
福音信仰の立場からの詳細なメサイヤの解説。キリスト者でありながら、知らない情報も多かった。降誕、受難、栄光と大きく3つのテーマでの3部構成の意味が、メサイヤ台本作家の忠実な信仰態度から来ているものであることがよくわかった。イエスの宣教は「治療cure」ではなく「癒やしheal」!つまり十全の欠けたところのないものとして下さるのが、イエスの癒やしであるという説明がもの凄く納得できた。(P89)心の癒やしという言葉が全盛の時代である。これが第2部の受難へと結びついていく流れも変に納得。 十字架上でのイエスさまのお苦しみの際に「神がおられないように見えたとき、正に神はそこにおられた」との解題もとても深い。
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