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女子学生、渡辺京二に会いに行く の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2012/05/06

女子大の学生たちと、渡辺京二の対談集 学生それぞれの卒論テーマは、とても真剣によく考えてあるんだけど、やっぱり視野の狭さが否めない。で、それになんで気付くかというと渡辺京二さんが当たり前のように「へぇ、そうなの?」「本当に?」と問いかけるから。「こういう道もあるのに」とさらっと...

女子大の学生たちと、渡辺京二の対談集 学生それぞれの卒論テーマは、とても真剣によく考えてあるんだけど、やっぱり視野の狭さが否めない。で、それになんで気付くかというと渡辺京二さんが当たり前のように「へぇ、そうなの?」「本当に?」と問いかけるから。「こういう道もあるのに」とさらっと言われて、学生も、読んでるこちらも、あら?と立ち止まることができる。全編そんな感じだった。私は渡辺京二という人を知らなかったけれど、なんだか面白そうな人だなと思った。 それにしてもあとがきの、「どうか、どんな不運に出会おうとも、しあわせになってください」という言葉に凝縮されていたなー

Posted byブクログ

2012/03/18

すっと肩の力を抜くことができる素敵な本。 津田塾大学の学生の卒論テーマをもとにした討論の記録。 今の世の中が随分と窮屈になったものと思い、素直に生きることの大切さを感じた。

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2012/02/17

渡辺京二ってどんな人かなんて全く知らなかったけど、面白いおじいちゃん。評論家らしい。 80になった時にこれだけ柔軟な考え方ができるもんかね。 津田塾の女子学生とこのおじいちゃんが、彼女らの卒論をテーマにして対談した本。 テーマは様々だけど、だいたいは現代は生きづらいとはよく言う...

渡辺京二ってどんな人かなんて全く知らなかったけど、面白いおじいちゃん。評論家らしい。 80になった時にこれだけ柔軟な考え方ができるもんかね。 津田塾の女子学生とこのおじいちゃんが、彼女らの卒論をテーマにして対談した本。 テーマは様々だけど、だいたいは現代は生きづらいとはよく言うけれど、それとどう付き合っていくかのお話。 要は「自己実現とか社会に必要とされるとかじゃなくて、もっと自分を大切にして楽しむべきでしょ」って感じか。 別に社会の役になんか立たなくていいじゃん、って単に文字にすると投げやりに見えるけど、この本だとなんか腹落ちする。 これまで意外とノリで人生選んでるのを理屈で隠そうとしてたけど、もうちょっと肩の力抜いてやりたいことやろうと思います。

Posted byブクログ

2012/03/02

名著「逝きし世の面影」の 渡辺京二さんと二十代の若き乙女たちとの 対話集 三砂ちづるさんは「オニババ化する女たち」の作者としてしか 知らなかったので その三砂先生のゼミ生たちというのが また これなかなかの才女たちですなぁ この人たちの「対話集」という発想が お見事 若い人た...

名著「逝きし世の面影」の 渡辺京二さんと二十代の若き乙女たちとの 対話集 三砂ちづるさんは「オニババ化する女たち」の作者としてしか 知らなかったので その三砂先生のゼミ生たちというのが また これなかなかの才女たちですなぁ この人たちの「対話集」という発想が お見事 若い人たちは ぜひ 自分の身近にいらっしゃる 「渡辺京二」さん的長老を ぜひ お友達に 持つべきだ と 強く思います いろんな意味で楽しい本に仕上がっています

Posted byブクログ

2011/12/29

なんかねー。真面目に、社会の問題とかを考えようとするとほんと自分のことを無価値に思えてきてしまう。真面目に本気に考えようとするほど。 渡辺京二さんの話を聞きながら、出てくる女子大生たちは涙してしまったらしいが、私もその場にいたら大泣きしてるんだと思う。いい話聞けて感動とか心が洗わ...

なんかねー。真面目に、社会の問題とかを考えようとするとほんと自分のことを無価値に思えてきてしまう。真面目に本気に考えようとするほど。 渡辺京二さんの話を聞きながら、出てくる女子大生たちは涙してしまったらしいが、私もその場にいたら大泣きしてるんだと思う。いい話聞けて感動とか心が洗われるとかそういうんでもないし、励まされてるというわけでもないんだけど、何だか虚無感が止まらないんだよなー。無名に埋没せよ、これでいいんだ、と言っていい。そういってはいけないと洗脳されてきたけど。途方もない心持に佇んだ時には効く言葉が一杯入ってます。 いいなー、渡辺京二さんとお話できるなんて。

Posted byブクログ