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パステルナーク全抒情詩集 の商品レビュー

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2014/01/28

荒れ狂う雲に叩きつける地吹雪、凍りついた皮膚が激しく痛む。峻厳な大地に頽れることもできず、空焼けのように焦がれながら、迸り、叫び、苦悶し、慟哭する。冴え冴えと沈潜しゆく夜を飲み干しながら、鳴り響く太陽を予感し、身ぶるいして宙を見あげる。嵐の最中に数え切れないほど喪った、友人への慟...

荒れ狂う雲に叩きつける地吹雪、凍りついた皮膚が激しく痛む。峻厳な大地に頽れることもできず、空焼けのように焦がれながら、迸り、叫び、苦悶し、慟哭する。冴え冴えと沈潜しゆく夜を飲み干しながら、鳴り響く太陽を予感し、身ぶるいして宙を見あげる。嵐の最中に数え切れないほど喪った、友人への慟哭が、痛いほど響く。1958年ノーベル賞を辞退した、パステルナークの叙情詩集。

Posted byブクログ

2011/12/05

散文はともかくとして、詩のように押韻が重要なものを原文対照なしに訳文だけ並べられては味わいが半減する。付け焼き刃とはいえロシア語を学んだ人間としては、せっかく高い本なのだからもとの文章もつけてほしかった。

Posted byブクログ