金融危機とマクロ経済 の商品レビュー
金融危機とマクロ経済について、9つの論文が書かれている。そして、終章では、岩井克人氏が「総括と展望―残された研究課題は何か?」として、梗概した書籍である。 ミクロ経済学の分析において、各々の経済主体が合理的な判断・行動を取ったにも拘らずマクロ的には非合理的な結果を招来してしまっ...
金融危機とマクロ経済について、9つの論文が書かれている。そして、終章では、岩井克人氏が「総括と展望―残された研究課題は何か?」として、梗概した書籍である。 ミクロ経済学の分析において、各々の経済主体が合理的な判断・行動を取ったにも拘らずマクロ的には非合理的な結果を招来してしまった。 そのメカニズムの解明を今後めざす新たな経済学の必要性を述べ岩井氏の梗概は終わっている。 貨幣論、流動性選好などなど、岩井氏が従来より指摘されていたことが改めて述べられている。 新古典派経済学者の反論はあるのだろうか?
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