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機龍警察 自爆条項 の商品レビュー

4.1

32件のお客様レビュー

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2012/01/13

三人の主要登場人物の中で、最も、その出自と警察官になった動機と目的が不明な女テロリストの過去の経歴から発生した現在の因縁の結末を描いている。第1作でも何故に二足歩行兵器を警察が運用する必要があるのかという疑問に対する回答として、相手も使うからという必然性を導き出すために、無理無体...

三人の主要登場人物の中で、最も、その出自と警察官になった動機と目的が不明な女テロリストの過去の経歴から発生した現在の因縁の結末を描いている。第1作でも何故に二足歩行兵器を警察が運用する必要があるのかという疑問に対する回答として、相手も使うからという必然性を導き出すために、無理無体の警察能力をはるかに超えた犯罪の在り方と、そのために敵役を持ってこざるを得ないところが、相変わらず苦しいことろが残る。ただし、前作よりはボリュームも増えて、過去と現在が前後する展開や、チェスにたとえた敵味方の様々の思惑や伏線が錯綜していることから、十分に読みごたえのあるものとなっている。 でも、やはりこのような事態は警察の能力を超えたものであり、本来であれば戦争行為、治安出動となる筈なのだが、外務省と経産省が登場する割には防衛省が登場しないのは違和感が残る。

Posted byブクログ

2012/01/03

 緻密に計算された展開はお見事。 ① 詩人・猟師・墓守・踊子はチャンスがありながらなぜ死神を殺さなかったのか? ② なぜろう学校なのか? ③ 詩人・猟師・墓守・踊子の真の目的は? 全てが計算されつくされた物語。これは素晴らしい作品である。

Posted byブクログ