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南三陸から の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2013/01/02

レンズを向けてごめんなさい。 でも辛い記憶も記録として残さないとと思う...... もう辛い写真は撮りたくない。

Posted byブクログ

2012/03/11

この写真集は3・11の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で写真館を営み自らもまた被災しながら、現地の様子を撮影し続けている佐藤信一さんによるものです。地場の人間でしか撮れない物があります。 この写真集は東に本題震災で甚大な被害を受けた宮城県は南三陸町で写真展を経営...

この写真集は3・11の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で写真館を営み自らもまた被災しながら、現地の様子を撮影し続けている佐藤信一さんによるものです。地場の人間でしか撮れない物があります。 この写真集は東に本題震災で甚大な被害を受けた宮城県は南三陸町で写真展を経営し、自らも被災し、被災した直後の様子殻現在に至るまでほかに被災した方々や被災した地域の様子を撮影したものが収められております。 やはり、地元の人間にしか捉えることのできないもので、在りし日の南三陸町の姿と、黒い塊となって怒涛のごとく押し寄せ、すべてのものを押し流していった津波の様子。それをただ見つめるしかない被災者の姿は、やはりいていても悲痛で胸が重くなったことを思い出します。すべてのものが跡形もなく消え去り、瓦礫の前にただ立ち尽くすしかない人々や、自衛隊が設置した仮説浴場に気持ちよさそうに入浴する子供たち。避難場所となった体育館でひと塊になっている家族の写真は、貴重な記録としてこれからも残っていくと思います。 後半部では入学式や再会を喜び合う中学生たちの写真。漁港で働く人々や要り場で『せり』が行われている写真なども掲載されてあって、『希望』を感じさせるものになっておりました。 「復興までの道のりを撮り続けることがこの町で生まれ育った写真屋の使命だと思う」 という巻末に直筆で記されたこの言葉は私たちに重い問いかけをしてくるようでなりません。

Posted byブクログ