世界史をつくった最強の三〇〇人 の商品レビュー
いままで“ルソー=「社会契約論」”って感じで、歴史上の人物がその時代に生身の人間として生きていたことを忘れてた。 この本を読んで、歴史上の人物の人間味に少し触れた気がする。
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「歴史学の研究者を志しながら、途中で小説の世界に転んだ」と自認する作者が小説に書きたくなるようなキャラクター性を重視して独断で選んだ世界史上の人物324人をひたすら紹介していく本。そのエピソードは歴史上の人物を生身の人間として描いているような印象を受け、誰が読んでも楽しいと思われ...
「歴史学の研究者を志しながら、途中で小説の世界に転んだ」と自認する作者が小説に書きたくなるようなキャラクター性を重視して独断で選んだ世界史上の人物324人をひたすら紹介していく本。そのエピソードは歴史上の人物を生身の人間として描いているような印象を受け、誰が読んでも楽しいと思われる。教科書には出てこないような歴史に興味を持って欲しい、という目的の面から言えば、歴史に詳しくなくとも大変読みやすく、ここから興味を持った人物を調べるような導入のためには適していると思える。ただ、王朝の名前や地名は容赦なく出てくる点だけは難しいかもしれない。歴史に詳しい人でもイラストとその文の書き方から大変楽しめるものと思うが、好きな人物が皮肉られている可能性は覚悟すべきだろう。 人物を便宜的に分けるために没年を基準に世紀ごとに割っている点は、大体同時代の人物であるという理解の仕方は出来るが没年基準なため少しイメージとずれたりするのは欠点かもしれないが、他に基準にしようがないので仕方がないだろう。しかしこのことによって各世紀ごとに導入のための1世紀の解説文が書かれているのだが、これが非常によくまとまっており、ここだけでも読む価値があるといっていいのではないだろうか。
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世界史に詳しいつもりで居たが、全く知らない人物が五人、名前は知っていても何をしたかを忘れていた人物が七人いた。 というわけで、自らの未熟さを思い知り、勉強になった。 選び方に疑問はある。 しかし本書は、「厳選」というより、世界史に興味が持てない人たちに対して新しい視点を提供す...
世界史に詳しいつもりで居たが、全く知らない人物が五人、名前は知っていても何をしたかを忘れていた人物が七人いた。 というわけで、自らの未熟さを思い知り、勉強になった。 選び方に疑問はある。 しかし本書は、「厳選」というより、世界史に興味が持てない人たちに対して新しい視点を提供するところに力点が置かれてだろうから、その点では良いと思った。
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ほどよくマジメに、ほどよくフマジメに書かれていて、とっても読みやすかったです。世界史に興味を持つための入門書として良さそう。歴史上の人物だって、生身の人間なんだと実感できます。
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つまらない教科書はうんざり。世界史はこう教えてほしかった! 本書は、世界史に登場する何千、何万人もの人物の中から、歴史小説家である私(小前亮)が「こいつが主人公の小説を書きたい!」という基準で321人を選んだ人物事典です。事典といっても、教科書みたいに退屈なものではありません。...
つまらない教科書はうんざり。世界史はこう教えてほしかった! 本書は、世界史に登場する何千、何万人もの人物の中から、歴史小説家である私(小前亮)が「こいつが主人公の小説を書きたい!」という基準で321人を選んだ人物事典です。事典といっても、教科書みたいに退屈なものではありません。小説家である以上、歴史の面白さを皆さんに伝えることが使命です。ですので、人物の解説には「エンタメ性」を持たせました。つまり、あら探しだったり、誹謗中傷だったり、著者の好みが思いきり反映されていたり……。とにかく、肩の力を抜いて自分の好きな時代や人物から読んでいってみてください。人物が単なる記号から等身大の「キャラクター」に変われば、歴史はもっともっと面白く見えてくるはずです。 ▼試し読みは以下から http://ji-sedai.jp/book/publication/sekaishi300.html
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1人1人の人物伝がもう少し長くてもよかったかな、とは思う。 あとがきで述べられる史料論、歴史研究と歴史小説の違いなどを見ると、著者の創作活動の根底には東大東洋史の伝統がしっかりと根付いているのが分かる。 まえがきに曰く、「本書で仕入れた知識を、決して試験では使ってはいけません」。...
1人1人の人物伝がもう少し長くてもよかったかな、とは思う。 あとがきで述べられる史料論、歴史研究と歴史小説の違いなどを見ると、著者の創作活動の根底には東大東洋史の伝統がしっかりと根付いているのが分かる。 まえがきに曰く、「本書で仕入れた知識を、決して試験では使ってはいけません」。はーい。危うく授業で使ってしまうところでした。
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ピクシブで有名なマサオさんの挿絵が載っていることで買ってみた。 世界史の本というとグダグダと続く長い文章で疲れるというイメージがあるが、これは文章も端的で挿絵と同時に両方楽しめる世界史の本だった。 ただし、この本にも書いてあるがテスト勉強などに使う本ではありません(笑)世界史を...
ピクシブで有名なマサオさんの挿絵が載っていることで買ってみた。 世界史の本というとグダグダと続く長い文章で疲れるというイメージがあるが、これは文章も端的で挿絵と同時に両方楽しめる世界史の本だった。 ただし、この本にも書いてあるがテスト勉強などに使う本ではありません(笑)世界史を気軽に楽しみたいという方にオススメですww
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