ワケありなんです の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これも短編集。 交通事故で亡くなった女子生徒小西栞の霊が教師のまひろに乗り移って、自分の体を使って彼女が好きだった人見に告白しちゃう。そのうちまひろも人見を好きになるとか、人見は元々まひろのことが好きだったとか、ちょっとご都合主義が強すぎたように思いました。 自分が小西栞の立場だったら、逆恨みでまひろを取り殺しちゃうかも・・って、これだとホラーになっちゃうか(^.^) あと、「彼女がカノジョでない理由」「彼がカレになる方法」は、どちらも男が柊君だけど、最初は長谷との恋で、次が笠原との恋って、実際はそういうことはよくあるのだと思うけど、作品としては、男の方にも一途さが欲しいっていうか、これだと長谷はどうなるの?って感じでした。
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【デザイナーメモ】読み切り集らしく、非常に豊かな雰囲気のある絵が上がってきた。表紙と裏表紙の絵は同じ教室を描いた一対になっていて、表紙側には窓が描かれていないが、裏表紙側には風になびくカーテンが描かれている。そのためこの教室の光がカーテンを透過した放課後の陽射しであることがわかる...
【デザイナーメモ】読み切り集らしく、非常に豊かな雰囲気のある絵が上がってきた。表紙と裏表紙の絵は同じ教室を描いた一対になっていて、表紙側には窓が描かれていないが、裏表紙側には風になびくカーテンが描かれている。そのためこの教室の光がカーテンを透過した放課後の陽射しであることがわかる。この環境光の表現がすばらしかったので、セピアや黒板のグリーンといったトーンの彩度やコントラストを上げすぎないよう分解に気をつかった。そうした作家のカラーコンセプトのおかげで、ピンクやその補色である青緑の多い書店の売り場では、ひときわ目に止まる配色になったと思う。(カバーレイアウトを担当)
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