ダンガンロンパ/ゼロ(上) の商品レビュー

小高和剛【著】,小松崎類【絵】

2011/09/24

ダンガンロンパの前日譚
最初からネタバレ満載なので必ず本編クリア後に読むこと
そう、ちらりとめくることすら許されません。必ずクリア後に

文章は少々気になるものの陰惨さと軽快さが化学反応したサイコポップは相変わらずで、ゲーム本編が好きだった方には違和感はないはず
個性的で強烈すぎるキャラクターを作るのも流石
ゲームからして個性的すぎるキャラクターばかりだったが、それに負けないくらい主人公の音無涼子も魅力的に書かれている
しかし着地点がどう転んでも本編と繋がるようになってしまうのでそんな魅力的な登場人物たちの結末がどうなってしまうのか気になる、というか不安いっぱいになっちゃうあたり
あぁ、これダンガンロンパだ、と再認識させられちゃいます

上下巻モノで物語はまだ続き、この上巻だけでは謎がばら撒かれたままなのでまだまだなんとも言えない感じ

2011/09/23

とりあえず上巻だけの感想ですが、とにかく面白い！！
ゲームの前日譚なのだからきっと良い結果にはならないのだろうなあとは思うのですが、それをさせてしまうのがもったいないくらいの魅力的なキャラクターたちが参入します。
もちろん、既出のキャラのちょっとした動きなど見れてああ、本当に消された日々が存在したのだなあと実感し少し嬉しく同時に寂しくなりました。
ゲーム本編でユーザーをぐいぐい引き込んだ残虐的な描写にもかかわらずポップでかわいい、くすりと笑えるのにぞっとさむい現実をここでも遺憾なく発揮されています。
ただ、文章で書き下してあるぶん殺人の描写などはこっちのほうが若干グロテスクだと感じるかなと思いました。
希望を残す絶望なのか、絶望を残す希望なのか、それとも絶望しかのこさないままの絶望学園を迎えるのか…続きが楽しみです。
小松崎さんの描き下ろしキャラクター設定画も付いてます！おとく！

2011/09/18

　1ページ目の挿絵と文章から本編のネタバレがかまされているので、ゲーム版をプレイ予定の人は要注意。
　印象としては、やはりゲームから始まった作品のためか、小説だと若干ぎこちなさのようなものを感じた。が、かといって面白くないわけではまったくなく、むしろ本編を知っている人は興味深く読めるのではないでしょうか。”希望ヶ峰学園史上最悪の事件"とか、気にならない筈がない……！
　諸々の謎は下巻に持ち越し。残姉ちゃんの活躍も次回に持ち越し、ということで下巻が待ち遠しいですすす。露骨な下ネタは個人的には別に気になりませんでした（「活かせているか？」、と言われればどうだろうという感じもしますが）。
　あと、太ましくも悩ましい太ももには賛否ありそうですが、私は一向に構わん！

　そして明らかに強すぎな妹様。だがそれがｒｙ

2011/09/18

最後に絶望で終わる物語の始まりだった。

ゼロとあり、ゲーム前の希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件直後の話。
ゲームからの登場人物は盾子・霧切・学園長のみだが、
千尋も存在を仄めかされている。
巻末の登場人物紹介については、先・後どちらによんでも
ほぼ支障なし。
主軸は涼子の記憶喪失した理由となるが、それ自体が
希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件と直結しそうである。
ゲームをした限り、絶望シスターズに多数の賛同者がいる様子
だったが、叩き潰す対象にカムクライズルという犯人扱いされて
いる人物まで含まれている事が謎である。
しかも、カムクライズルは盾子に「希望の象徴」とまで言わせる
存在である。
その人物の背景はほぼ上巻では明らかになっておらず、
続刊の伏線回収に期待。
挿し絵に関しては、太腿が太すぎて作画が崩れ気味なのが
気になる。

2011/09/16

思ったより本が薄い。上下にせずとも良かったような気が……。
内容はやはりゲームをプレイしてないとついていけないと思います。まあしてても結構ハードかも。
個人的には下ネタ云々よりも挿絵の太腿のサイズが気になりました…ゲームではここまでむっちりしてなかったような。好きな人には嬉しいでしょうが(笑)
下巻が早く読みたいとは思います。