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ようこそ、自殺用品専門店へ の商品レビュー

3.3

28件のお客様レビュー

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2012/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

じめっとしてるのにカラッと読める本。 だけど、最後がうわぁああああ!!!!何でじゃああああ!!

Posted byブクログ

2012/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

問題の最後の一行。 はじめは、この男の子は実はこの家族が幸せになるために使わされた天使で、きっとこの一行の後には、書かれていないだけで、男の子が落下した地点には彼の姿は無いのだろうと思いました。 光と共に消え、家族はこの不思議な現象に「ああ、あのこは天使で、私達に希望を与えに来たのだな」と思い空を見上げる。 そんなハッピーエンドを想像しました。 しかし、一瞬のその後、「自分がそう思いたかっただけだ」という事に気付きました。 何故ならこの小説のテーマは、訳者あとがきにある通り「自殺」ですし、何より彼が最後に呟いた言葉は「任務遂行」だったからです。 中盤の御伽噺の様な幸せな展開も、このラストの為の布石です。 家族だけではなく、読者もこの子を好きになるように仕向けている罠です。 ラスト、未来への希望を疑わず、憂いから解き放たれ、後2メートルで、全てが完璧になると信じる家族。そして読者。 読者も家族と同じ気持ちです。 それが彼には う れ し く て 仕 方 が 無 い 。 そして、「任務遂行」 これはもうどう考えても結果は「ヒュー、グシャッ」です。 家族も読者も「うわああああ!?」「イヤアアア!」です。 家族は、今まで自分達が感じていた喪失感や失望感が、如何に生温いものであったかという事を知る事になるのでしょう。 彼の目的は、生れ落ちた時からこれです。 最もデヴァッシュ家的な子どもです。 人知を超えて悪魔的です。 そして読者も、「死んで欲しくない人物に突如自殺される」という疑似体験をする事になりました。 何故なら、このお話のテーマは「立ち直り」ではなく「自殺」ですから。 自殺とはどういうものか、という事を、自殺という事件を経験した事がない自殺用品専門店の家族と読者に体験させる為の子どもだったのだ――というのが、私の解釈です。 ストーリーはとても良く出来てると思いましたが、感情的にこんな話は嫌だったので★-1で。 ブラックユーモアらしいけどどこら辺がユーモアなのかさっぱり解りませんでした(汗) 訳者あとがきも、読了後では納得の行く内容ではありませんでしたが、ネタバレを避けてこういうあとがきになっているのかな…? 2012年にフランスでアニメーション映画だそうですが、ラストはどうするのでしょうか。

Posted byブクログ

2011/12/11

ちょいブラックな話も好きな人にオススメ。2012年にアニメ映画化されるフランス文学。映画化楽しみだ。

Posted byブクログ

2011/11/25

ブラックユーモア溢れる作品。三島由紀夫がモチーフと思われるキャラクターがお店を訪れていたり、通りの名前や店の名前が自殺した人物に関わるものだったりと、くすっとさせてくれます。 しかしこれラストの一行が……

Posted byブクログ

2011/11/17

児童書的である。なかなか楽しい一冊。冒頭から終盤、そしてラストの展開。これはまあ、八日目というフランス映画が同様だった。って、この作者もフランス人だっけか?

Posted byブクログ

2011/11/03

代々続く「自殺用品店」一家に起こる奇跡。 とにかく不気味、不穏な自殺グッズばっかり売ってる一家。 父母はもちろん、長男長女もブラックな人ばかり。 そんな中、なぜか天真爛漫に育った末っ子が、家族を変えていく。

Posted byブクログ

2011/10/29

気になるタイトルに、気になる面白そうな内容で、すぐに購入して一気に読み終えました。 ブラックユーモア満載です。 「プッ」と笑える内容で、スピード感があり、どんどん展開が変わっていくのが面白かったですが、最後がイマイチです。 でも、2012年にアニメ映画化するそうです。 映画化され...

気になるタイトルに、気になる面白そうな内容で、すぐに購入して一気に読み終えました。 ブラックユーモア満載です。 「プッ」と笑える内容で、スピード感があり、どんどん展開が変わっていくのが面白かったですが、最後がイマイチです。 でも、2012年にアニメ映画化するそうです。 映画化されたら見てみたいです。

Posted byブクログ

2011/10/28

代々自殺用品を商う一家の末っ子アランは、なぜか超ポジティブで・・・ ネガティブな家族たちがアランに翻弄されていく様子は、タイトルからはまるで想像できない、コメディ映画のようなドタバタぶり。 元気の無い時に、オススメ。

Posted byブクログ