天の花 地の花 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
五木玲子さん、1934年、金沢生まれ、五木寛之さんの奥さまですね。「天の花 地の花」、2011.9発行。53歳で「裸婦デッサン教室(内田あぐり先生)」に入り、それから画家の道を歩まれているとか。感性が躍動している画集です。 五木玲子さん、18歳で金沢を離れ、早稲田大学の露文に入り、20歳の五木寛之氏と出会う。大陸から引揚げ両親を亡くし、新聞配達や血を売って大学に通う彼は自費出版の夢を持っていた。その夢に玲子さんは寄り添った。早大から東邦大医学部を受験、精神科に入って父の後を継ぐ決心を。病院の隣りに二人で住む。ロシアに行った五木氏は新人賞、直木賞受賞、文壇にデビュー。五木玲子の作品世界「五木玲子画集 天の花 地の花」、2011.9発行、再読。
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以前は硬直であまりに真面目な描き方が気になっていたが、それでもどこか魅かれるものがあった。 真剣である。恐ろしいほどののめりこみ。その緊張感と追求心、粘り強さが不思議と人間の営為の極限を教えてくれる。 リトグラフ作品は、そんな対話が素直に心を打つ。 ひとりの素晴らしい絵描きを再...
以前は硬直であまりに真面目な描き方が気になっていたが、それでもどこか魅かれるものがあった。 真剣である。恐ろしいほどののめりこみ。その緊張感と追求心、粘り強さが不思議と人間の営為の極限を教えてくれる。 リトグラフ作品は、そんな対話が素直に心を打つ。 ひとりの素晴らしい絵描きを再発見。ありがとう。
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