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ダルタニャン物語(第10巻) の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2020/09/01

ダルタニャン物語もいよいよ佳境に。 有名なルイ14世の双子の弟「鉄仮面」のエピソードは、やはりスゴイ構想だな…と思いました。 アラミス、かなり陰気で嫌な性格でしょ。 ルイ14世もかなりのものだ。これで13世よりははるかにマシとは…。 この作品は読み慣れてしまうと普通に感じてしま...

ダルタニャン物語もいよいよ佳境に。 有名なルイ14世の双子の弟「鉄仮面」のエピソードは、やはりスゴイ構想だな…と思いました。 アラミス、かなり陰気で嫌な性格でしょ。 ルイ14世もかなりのものだ。これで13世よりははるかにマシとは…。 この作品は読み慣れてしまうと普通に感じてしまうけれど、人生の役に立つ言葉や表現がいっぱい。 プルーストさんの『失われた時を求めて』はモテない自己中おじさんの個人的な話で自分としては超絶つまらないんだけど、『ダルタニャン物語』は歴史スペクタクルのなかに豊富な知識や人生訓がちりばめられていて、何度も何度も読み返したいお話です。 フランスの歴史ではなく、日本の歴史を題材にした同じレベルの物語があったら良いのになぁ…。 この巻ではダルタニャンが失脚するフーケさんに「最後の仕上げが作品の出来栄えを支配する。」という最後まで諦めるな、そして最後は毅然と潔く身を処する美しさを説く言葉が心に残りました。 あと1巻で終わりなのがさみしい。

Posted byブクログ

2014/11/05
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