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西沢大良 木造作品集2004-2010 の商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2014/02/20

西沢大良が講演会等で話すスライドがそのまま本になった感じ。 how to create contemporary architecture 1. not only artificial but also natural 2. not only physical but als...

西沢大良が講演会等で話すスライドがそのまま本になった感じ。 how to create contemporary architecture 1. not only artificial but also natural 2. not only physical but also phenomical 3. not only realistic but also magical 4. not only number but also variety これは印象的だった講演会の際の目次。 近代建築を凄く意識して、いかに現代建築を作るかということを常に考えている。研ぎ澄まされた感覚で工夫する点を見つけ、シンプルにしかしこだわって建築を作っている。一見地味だが、実はアグレッシブで美しい。それら作品からは勿論だが添えられている言葉からも抱いている理想とロマンを感じる。

Posted byブクログ

2012/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一般的な在来木造は9層程度の組成によって成り立つ(RCやSは三層程度)。一つ一つの層は空間の性質を決定するような根本的な要求に応えたものであり、人為的な年輪のようになっている。その特性を活かして、壁やスラブ自体を空間とみなし、環境を制御するという西沢大良さんの考えは眼から鱗。北海道で建築を作る五十嵐淳にもそれと似た問題意識を感じた。

Posted byブクログ