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ティエンイの物語 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/11/21

とある中国人の一生。 貧困、大家族、戦争、共産党、強制収容所……、 壮大で悲惨で極端で、中国という国と中国人ってなんだかほんとにすごい。 いろいろ読むにつけロシア人と中国人にはかなわないなって思う。 この内容で436ページ、ギュッとつまっている。

Posted byブクログ

2012/08/29

日中戦争前後に生まれた主人公・ティエンイ、その想い人ユーメイ、友人ハオランの物語。一人の芸術家の視点から見た日中戦争〜文化大革命までの中国の様子が、まざまざと浮かんでくる。想いが溶けるように伝わってくる、素晴らしい作品。

Posted byブクログ

2012/02/19

糞尿に塗れても、高潔な魂を失わない主人公。そこに至るドラマが激動の中国史を舞台に、美しい文章で描かれています。

Posted byブクログ

2011/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後書きにあるように、『詩的で、記述的で、抽象的な思索の雰囲気をただよわせたページもある』小説。…なので!?、私的にはとても読みづらく、解りづらいと感じてしまった。戦後の中国史の小説としては、ずっと前に読んだ『ワイルド・スワン』が小説としても、この時期の中国歴史ものとしても興味深く読んだと記憶している。人物一代記としては、同じ戦中戦後だが日本が主舞台の角田光代著『ツリーハウス』もオススメします。

Posted byブクログ