ル・コルビュジエ図面集(vol.4) の商品レビュー
ル・コルビジェの図面集がル・コルビジャ財団からシリーズで刊行されているようで、住宅や美術館など、ジャンル分けされ、装丁も美しいので、つい手を伸ばしてレジに並んでしまった。 手によって描かれた図面は年月を経るごとに美しくなっていくと感じる。 それはデータによって保存された図面には...
ル・コルビジェの図面集がル・コルビジャ財団からシリーズで刊行されているようで、住宅や美術館など、ジャンル分けされ、装丁も美しいので、つい手を伸ばしてレジに並んでしまった。 手によって描かれた図面は年月を経るごとに美しくなっていくと感じる。 それはデータによって保存された図面には決して起こらない。まるで、移ろう年月がさまざまな情緒を書き加えてゆくように。あるいは、その線の一部始終を追ううちに、そこに潜んだ建築家の考えていたこと、思っていたことに気が付かされるからだろうか。 なにかを作ろうとしても、最近は直接描いたり、表現したりする機会は減ってしまって、どれもこれも間接的だよな~と思う。 便利なのはいいけど、なんかやっていて喜びがあんまり感じられないような気もする。 もっとダイレクトに、表現していきたいものなのにね…粗削りでいいからさ 美しい図面たちを眺めながら、そうため息をつくこの頃でした。
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