みんなの唐揚げ の商品レビュー

日本唐揚協会【監修】

2016/09/02

一見❗️インチキ臭い表紙だけど？唐揚げ好きには外せない一冊。私にとってはベターホームの「お料理◯年生」と並ぶ基本書。そのうちに毎回図書館で借りないで購入しようと思ってる。

2015/10/12

　「日本唐揚協会」という2011年当時約5000人、2015年の今では公式ＨＰによると４万人以上？の会員がいる団体が監修した、唐揚げの魅力を紹介した本。内容は、唐揚げの材料となる鶏肉の部位、衣やタレの解説、様々な唐揚げのレシピ、唐揚げの聖地といわれる大分県中津市や隣の宇佐市、さらには東京から行ける店の紹介、唐揚げに関するウンチクの紹介など。ちょっとバブリーな書きっぷりが気になるところはあるが、基本的には唐揚げの写真ばっかりで、唐揚げ好きは楽しめる。
　唐揚げと言っても、食感や味が色々で、どう整理すればいいんだろうとずっと思っていたが、「揚」「衣」「色」の３つでそれぞれ４種類、４×４×４で６４通りに分類される(p.15)、というのを利用して、色んな唐揚げを分類して紹介してほしいと思った（もしかすると、もうしてるのかな？）。例えば「金サクジワ」のように、表現するらしい。これに従えばおれが好きなのは「茶カリジュワ」かな。
　半分くらいは唐揚げレシピの紹介だが、家で料理する人が読めばもっと面白いと思う。おれはこれおいしそう、と思うだけ。食べたい唐揚げベスト３は、「新婚唐揚げ」（ハニーマスタードのタレ）(pp.78-9)、「南部せんべい的唐揚げ」（岩手県をイメージ）(p.94)、「干し柿の唐揚げ巻き」（富山県をイメージ）(p.107)かな。
　大分には行ったことあるけど、中津や宇佐には行ったことなかったということを後悔。やっぱり「聖地巡礼」ってしてみたい。100gあたりの値段が書いてあって、だいたい骨なしで200円前後が相場な感じだ。そんな中で「スーパー細川」の128円は安い。この「スーパー細川」と「むらかみからあげ店」が「『中津からあげ』の先駆け」(p.158)ということで、中津に行ったら外せない店だろう。色んな店の説明を読んでいると、揚げる途中で空気に触れさすのかの違い、とかにこだわりがあって面白い。東京近郊から行ける店として「埼玉県所沢市御幸町3-11」にあるという「炭火焼き鳥むさしや」は知らなかったが、おれは前に御幸町２丁目に住んでいた。なんでこの本をもっと早く読まなかったのか、残念。あと唐揚げは骨付きがうまいらしく、骨なしは邪道なんだそうだ。残念。おれは骨なし大好きなので。
　あとは日本唐揚協会を応援したくなった。「公式キャラクター」の「ピヨからくん」がかわいすぎる。グッズが欲しい。結構本格的な、しっかりしたＨＰがあるので、これからチェックして、唐揚げイベントに参加してみたい。（15/10/12）