きみを守るためにぼくは夢をみる(1) の商品レビュー
初めて読む児童小説。今読んでも面白いけど、成長過程にある学生の時に読めたら良かったな、と思う内容。行って帰り、何かを得る物語構造は分かりやすいので、きっと言葉にできなくても何かを感じただろうから。あと、表紙の新海誠さんのイラスト、素敵です。
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10歳の少年だった大江朔(おおえ・さく)は、はじめての恋人である川原砂緒(かわはら・すなお)とデートした日、不思議な「声」に呼びかけられて眠りに落ちます。やがて目をさました彼は、自分が知らないあいだに七年の時が流れていることを知ります。 七年前と変わらないすがたで帰ってきた朔に...
10歳の少年だった大江朔(おおえ・さく)は、はじめての恋人である川原砂緒(かわはら・すなお)とデートした日、不思議な「声」に呼びかけられて眠りに落ちます。やがて目をさました彼は、自分が知らないあいだに七年の時が流れていることを知ります。 七年前と変わらないすがたで帰ってきた朔に、彼の家族をはじめ周囲の人びとは戸惑いをおぼえます。しかし砂緒は、彼との「約束」を心にいだきつづけたまま、彼との再会を待っていました。自分よりもずっと成長してしまった砂緒を見て、朔の心は複雑に揺れ動きながらも、彼女との心のつながりをたしかめようとして、七年間の遅れを経て成長への道を歩み出します。 ストーリーのなかで柳田國男の『遠野物語』が言及されており、そこにモティーフを求めたことが明示しつつ、ジュブナイル小説らしいみずみずしい恋愛がえがかれている作品です。もともと続編の構想はなく一巻で完結する作品として書かれたためなのか、ライトノベルにしてはいろいろとストーリーを広げることのできる設定が活用されず駆け足の内容に感じてしまいますが、きれいにまとまった小説だと感じました。
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文学作品に触れるのは何年ぶりだろうか。 センター試験の問題みたいな、そういう類の読書(?)を除けば、僕が文学作品を読むのは村上春樹氏の『ノルウェイの森』を読んだ時以来で、そのときからはおよそ3年くらい経っていることになる。 だから「今自分が生きているこの世界」を飛び出してみる...
文学作品に触れるのは何年ぶりだろうか。 センター試験の問題みたいな、そういう類の読書(?)を除けば、僕が文学作品を読むのは村上春樹氏の『ノルウェイの森』を読んだ時以来で、そのときからはおよそ3年くらい経っていることになる。 だから「今自分が生きているこの世界」を飛び出してみることがとても新鮮で、それだけに作品世界を堪能できた気がしている。 序盤、それはもう桃色一色の、とてもウキウキとした展開。中盤からの葛藤。終盤、一気に動き出す時間。主人公の若さも相まってとても勢いのあるストーリーで、読んでいてとても心地がいい。その中にある不可思議さがいい具合に効いてきて、読んでいて全くストレスのない文章だと感じた。 文自体は易しめな表現が多く、舞台が現代社会なので小中学生でも飽きることなく楽しめるだろう。大学生が読むには若干歳をとり過ぎた感が否めないものの、それでも充分に世界観に浸れる。 少し医学生的な見方をすれば、登場人物の一人でキーパーソンでもある、ある小児科医の先生の人柄や描かれ方には、医学生としてとても惹かれる部分を感じた。医師の仕事は「患者さんを治すこと」ではなく「患者さんが治る手伝いをする」ことなのだが(というか僕はそう思っているのだが)、その理想像にとても近いように感じた。 と、長々書いてきたけれど、このストーリーはまだまだ続きがあり、展開もとても気になるのでぜひ続編も味わってみたいと思いつつ。。。
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かつて、僕の知っていた川原砂緒は、綿菓子のような少女だった。大学生の頃、いくつかの偶然が重なって出会った時、セーラー服姿の高校生だった彼女は、同級生の少女たちと笑いさざめき会いながら、バスキン&ロビンズの(いや、サーティーワンのと言い直すべきだな)チョコミントがお気に入りで、明る...
かつて、僕の知っていた川原砂緒は、綿菓子のような少女だった。大学生の頃、いくつかの偶然が重なって出会った時、セーラー服姿の高校生だった彼女は、同級生の少女たちと笑いさざめき会いながら、バスキン&ロビンズの(いや、サーティーワンのと言い直すべきだな)チョコミントがお気に入りで、明るい色の、ふわっふわの猫毛な髪がチャームポイント。でも、その輝くような笑顔の向こう側には、なんだか暗い深淵が隠れているような、そんな色を覗かせるときもあった。 そのあと、彼女は、僕とあまり変わらない年の不良作家に取り上げられたり、ビデオに出たりもしてた。そういった、彼女が関わったコンテンツを僕は追いかけながら、その中に描かれた彼女を見ているのが好きだった。 ということで。 白倉由美はなんでこのヒロインの名を川原砂緒にしたんだよ。こんなの砂緒じゃないよ。しかも絵を描かずに新海誠にカバーを依頼とか、がっかり要素にしかなってない。というか、太田が悪い。
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表紙とタイトルに惹かれて購入。ひらがなが多めなので、それだけでふわりとした空気感のある作品な気がした。きれいな言葉がたくさん並んだ、幻想的な雰囲気の作品。でも、小学生の男の子にしてはポエマーすぎるような気が…。そしてちょっとうじうじしすぎ。がんばれ少年、て感じ。謎が謎のままなのが...
表紙とタイトルに惹かれて購入。ひらがなが多めなので、それだけでふわりとした空気感のある作品な気がした。きれいな言葉がたくさん並んだ、幻想的な雰囲気の作品。でも、小学生の男の子にしてはポエマーすぎるような気が…。そしてちょっとうじうじしすぎ。がんばれ少年、て感じ。謎が謎のままなのが、ちょっともやもや。それはこの先も解消されないので、すーっと違和感がある。でも文体とことばが好きなので次巻も購入。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋愛小説が好きな人にはおすすめの本 地味に感動しました。 モテる主人公、彼にふりかかった出来事によって、色々な人生が狂い、切なさを呼ぶピュアかつ感動する小説。 バッドエンドでしたが。
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絵本のような透明な世界 引き込まれるというより魅入られる 中学生の頃に読んだらまた違うんだろうな 中年になってから読んだらまた違うんだろうな
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ジャケ買い。 タイトルと表紙に引かれ…。 ここで不思議な話をひとつ。 妹「これ好きなんだー。また借りてきたの?」 私「!?」 私には借りた覚えも読んだ覚えも全くない! だいたい少し読めば読んだか否かなんてわかるはずが、全然わからない! 一体どうした?印象が薄い…なんてそんな訳…な...
ジャケ買い。 タイトルと表紙に引かれ…。 ここで不思議な話をひとつ。 妹「これ好きなんだー。また借りてきたの?」 私「!?」 私には借りた覚えも読んだ覚えも全くない! だいたい少し読めば読んだか否かなんてわかるはずが、全然わからない! 一体どうした?印象が薄い…なんてそんな訳…ないよなぁ。
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新海さんが表紙だったので読んだんだけど、この小説の空気はすごく好き。一方でかなりすごいストーリー。一巻完結の様な物語だったけれど、続巻がでた様なので読んでみよーと思います。
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続編がでたので、読みなおし。 せつなくてボロボロ泣いて、でもラストが納得いかなかったので、続編に期待!
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