73光年の妖怪 の商品レビュー
◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十八回 ・・・ 第二十八回 「73光年の妖怪」 ・・・ これはSFミステリー。 そうか、こうしてみると、案外SFとミステリーは仲がいいのかも、と思うね。 これはある宇宙生命体が地球に墜落してきてしまった話……。 そいつは近くにいる生き物に...
◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十八回 ・・・ 第二十八回 「73光年の妖怪」 ・・・ これはSFミステリー。 そうか、こうしてみると、案外SFとミステリーは仲がいいのかも、と思うね。 これはある宇宙生命体が地球に墜落してきてしまった話……。 そいつは近くにいる生き物に憑依してあやつることができる……というか、本体はカメのように見える(ただし手足はない)生物で、自分では動けない……。 ただ、一度憑依してしまうとその生き物が死ぬまでその生き物から離れられないので、そのあたりで、生き物の妙な自殺、が頻発し、それに気がついた老科学者が真相を突き止めにのりだす、というストーリーである。 長編というには短い、中編の長さでブラウンのなかでも全然有名じゃないと思いますが、無駄がなく、こういうのが書けたらなぁ、とかつて子どものときに思った、私のなかでは逸品、の一冊です。 ただ、いまは活版印刷のしか本がないと思うんだよねぇ。 図書館にもあるかどうか……。なんで、読みにくかったらすまん。 いまでもアニメーションかなんかにしたらいける話だと思うんだがなぁ。 しかもタイトルが“妖怪”……なんで、怪しさ満点なんですが、一時間くらいで読めて十分に満足できる(もし読めるのならね)小説なんで、退屈してるならトライしてみてね。 2018年08月21日
Posted by
派手なアクションというのはSFの醍醐味なんかでは全然なくて、ブラウンのこういうテクニックをしっかりと多様した、心理戦、なんじゃないかと思う。ウィットに富んでいて、キャラクターの造形は秀逸。
Posted by
SFファンタジーサスペンス。遠い星から来た「知性体」は寝ている生物に乗り移ることができる。次々に宿主を移り変えながら、自分の目的のために行動し続け、ついに適任の人材を見つけるのだが、彼は不可解な事件の関連性と、知性体の存在に気が付きはじめ‥ 双方の視点から描かれる心理戦は最後まで...
SFファンタジーサスペンス。遠い星から来た「知性体」は寝ている生物に乗り移ることができる。次々に宿主を移り変えながら、自分の目的のために行動し続け、ついに適任の人材を見つけるのだが、彼は不可解な事件の関連性と、知性体の存在に気が付きはじめ‥ 双方の視点から描かれる心理戦は最後まで目が離せなかった。
Posted by
SF長編。サスペンス寄り? 単身地球に飛んできた「生物を乗っ取る知性体」と天才博士の人知れぬ頭脳戦。 題材が題材だけあって緊迫感がびりびりだけど、双方の視点から書かれる駆け引きが面白くて一気に読めちゃいます。 結びもSFらしく素敵!
Posted by
ミステリーっつうか、SFサスペンス? 他の生物に乗り移る能力を持つエイリアンと、その存在に気づいた物理学者の頭脳戦。 映画のエイリアンとかのような派手さはゼロですが、マジに面白い! エイリアンも物理学者も適度にヘマをする、焦りからミスを犯す、その辺がまたリアリティを感じさせて...
ミステリーっつうか、SFサスペンス? 他の生物に乗り移る能力を持つエイリアンと、その存在に気づいた物理学者の頭脳戦。 映画のエイリアンとかのような派手さはゼロですが、マジに面白い! エイリアンも物理学者も適度にヘマをする、焦りからミスを犯す、その辺がまたリアリティを感じさせてイイ! クライマックスにかかる後半は一気読みせずにはいられないィィィッ!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他の生物の体を乗っ取る謎の宇宙生物。「彼」が他の身体に入り込むためにはその生物が死ぬしかない。頻発する人間、家畜、動物の自殺。犬の飛び込み自殺に巻き込まれたステーマン博士は自殺の関係性に疑問を持つ。ステーマン博士の存在に気がついた「彼」との戦い。 2011年11月20日読了
Posted by
「73光年」と「妖怪」という言葉のミスマッチさに思わず手に取ってしまったが、中身は普通の田舎町で起こる精神寄生型のエイリアンの侵略。ラストは以外にあっさりしてたが、やはりフレドリック・ブラウンはSFの方が面白い。しかしこれをファンタジーに分類してたらSFの大半はファンタジーになっ...
「73光年」と「妖怪」という言葉のミスマッチさに思わず手に取ってしまったが、中身は普通の田舎町で起こる精神寄生型のエイリアンの侵略。ラストは以外にあっさりしてたが、やはりフレドリック・ブラウンはSFの方が面白い。しかしこれをファンタジーに分類してたらSFの大半はファンタジーになってしまうな
Posted by
- 1