大幸運食堂 の商品レビュー
とある川を中心に広がる町。そこに住む8人の再生物語。『黒猫のミーコ』に涙。ホームレスのバンさんの優しさにもホロリ。心が荒み潰れそうな夜に再読したい一冊。
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2022.01.25.読了 オムニバス式の心が暖かくなるおはなし。 どれもいいはなし。 現実と同じように、どうにもならない毎日を一生懸命生きている人たちのはなし。 黒猫のミーコ 三姉妹 明滅 本番、スタート 台風のあとで 花丼 越冬 月明かりの夜に
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ドリアン時代のエッセイには頷かされることも多かったので、小説も期待して読み始めたのではあるが、正直、小説としてはまだまだ発展途上にあるという印象を受けた。 生意気言ってごめんなさい。 物語に加わって来る作者の意図(ここらで一発泣かせてやろうとか、ここで感動させようとかの作為的な感...
ドリアン時代のエッセイには頷かされることも多かったので、小説も期待して読み始めたのではあるが、正直、小説としてはまだまだ発展途上にあるという印象を受けた。 生意気言ってごめんなさい。 物語に加わって来る作者の意図(ここらで一発泣かせてやろうとか、ここで感動させようとかの作為的な感情操作)が隠し切れず、行間からあからさまに透けて見えてしまうことにイヤな感じを受けてしまう。 読み手としては見えないようにもっと上手く隠しておいて欲しいところ。 各章の並びと執筆の年代は前後するが、読み進むにつれこなれ最初に感じたイヤらしさは薄れ、川辺の町の物語そのものを愉しみながら、そこに込められた作者の想いを感じることができるようになった。 あの物語のあの人がという箱庭的な感動は希薄ながら続編やサイドストーリーへの期待は募る。 既にあるのかもしれないけれども。
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2016.10.11 読了 この食堂に訪れる人たちの話かな、と思ったら ビミョーに違った。 8編からなる短編集です。 時々 登場人物がリンクする。 どの話も ほっこりしました。 「黒猫のミーコ」と「花丼」が じんわりしました。 読みやすいけど、いいところで どの話も終わ...
2016.10.11 読了 この食堂に訪れる人たちの話かな、と思ったら ビミョーに違った。 8編からなる短編集です。 時々 登場人物がリンクする。 どの話も ほっこりしました。 「黒猫のミーコ」と「花丼」が じんわりしました。 読みやすいけど、いいところで どの話も終わってしまう感じで、 もっと ふくらまして読みたい!と 思うくらいでした。
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よかった。 いつもは見えなくて、下にいるときにここが見えるか見えないか、出会えるのかで活きて生きていけるのかが変わってくる気がする。 ほんとはきっとみんなにあるんだけど、触れないと見えてこなくてでも触れても今は見えなかったりする。 でもだからこの世界を諦められない、そんな理...
よかった。 いつもは見えなくて、下にいるときにここが見えるか見えないか、出会えるのかで活きて生きていけるのかが変わってくる気がする。 ほんとはきっとみんなにあるんだけど、触れないと見えてこなくてでも触れても今は見えなかったりする。 でもだからこの世界を諦められない、そんな理由が詰まった本。 あたしは好き。
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ちょっと絶望の度合いが強い主人公たちが、ほんの少し希望を取り戻していく。 ほんのり、あたたかい物語。
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丼くん登場。『悩む前のどんぶり君』より先にこちらを読みました。 切なかったり、可愛かったり、またひどく人間くさかったり…でもどれも美しい物語ばかりでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わって著者略歴を読んでびっくり 明川哲也さんは、ドリアン助川さんだったのですね この本は、何の先入観も情報も無く、本の帯を読んで 1ページ目を読んで、購入することを決めた本です 買ってよかったです わたしも元気をもらったひとり 短編だけど、それぞれの登場人物が重なっていたり縁があったり 生きていれば辛いことたくさんあるよねって、ほろ苦い思いの中 だからこそのちょっとだけの輝きや楽しさ嬉しさが身にしみるようなお話 現実の人生は、誰もがちょっとしたことでふさぎこむ でも、自分の人生の主役は自分なんだよ とても元気つけられました
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大きな事件は起こらないけど、だからこそ掛け替えのない大切な日々を綴った本。 特に「花丼」が良かった。 生きていく間には、たくさん人生を放り出してしまいたくなることもあるけど、生きていればこそ見つかる幸せや喜びが必ずある。そう思う。
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本を流し読みする、私のようなタイプには拾い上げにくい一冊だな~、という印象。じっくり読むとほんと味わいがある。ラジオ朗読で知った一冊だけど、知るきっかけがよかったおかげで出会えた本だと思う。 連作小説、という形で、いろんな問題を抱えている人をいろんな視点で見ていく感覚はおもしろく...
本を流し読みする、私のようなタイプには拾い上げにくい一冊だな~、という印象。じっくり読むとほんと味わいがある。ラジオ朗読で知った一冊だけど、知るきっかけがよかったおかげで出会えた本だと思う。 連作小説、という形で、いろんな問題を抱えている人をいろんな視点で見ていく感覚はおもしろく、また考えさせられた。落ち着いたら再読したい一冊。
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