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峠うどん物語(下) の商品レビュー

3.8

83件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/08/22

 うどんが食べたくなってくるお話でした。  「死」がテーマの話でした。市営斎場の前にある峠うどんといううどん屋さんが舞台です。私はまだお葬式に行ったことがないのでイメージがあまり湧かないのてすがそれでも感情移入できました。  自分の命もそうだし、人の命も大切にしようと思える話でし...

 うどんが食べたくなってくるお話でした。  「死」がテーマの話でした。市営斎場の前にある峠うどんといううどん屋さんが舞台です。私はまだお葬式に行ったことがないのでイメージがあまり湧かないのてすがそれでも感情移入できました。  自分の命もそうだし、人の命も大切にしようと思える話でした。

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2024/01/26

 ⑥50年前の不味くて、美味かった柿の葉うどん。⑦老町医者と癌に冒された妻と医療センター医師の息子。⑧じいちゃんの幼馴染のヤクザのわびすけが、うどんを食いに来た。⑨柿の葉うどんを、50年前に食べた千恵さんが来た。雪の降りしきる日に。⑩よっちゃんの同級生の自死とわびすけの死。このう...

 ⑥50年前の不味くて、美味かった柿の葉うどん。⑦老町医者と癌に冒された妻と医療センター医師の息子。⑧じいちゃんの幼馴染のヤクザのわびすけが、うどんを食いに来た。⑨柿の葉うどんを、50年前に食べた千恵さんが来た。雪の降りしきる日に。⑩よっちゃんの同級生の自死とわびすけの死。このうどん屋の意味。  何度も、泣きながら読んだ。

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2022/06/18

中学生の主人公と峠のうどん屋の祖父と祖母。派手さはないけどじんわり心に染みるうどんの旨さと人の生き死にと。

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2021/11/13

お葬式での人間模様がよく分かりました。 よっちゃんは、中学生で大人の仲間入りをするのは、早すぎるネー!

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2021/01/24

2年半前に上巻を読んでようやく下巻を。峠うどんの周りの風景や店の雰囲気を鮮明に覚えていて時間空いた事を感じなかった。ひとつひとつの話が暖かい。そしてこだわりのうどんを食べたくなる。

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2018/08/28

葬儀場の前にあるうどんや長寿庵その経営者の老夫婦と孫の淑子 多くの物語がうどんやに凝縮される。寡黙な店主が魅力的だし登場人物のわびすけが良い

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2018/01/17

「峠うどん物語」の第六章から10章まで。 ⚪︎第六章「柿八年」3.8 修吉・駒子の若かりし頃の話。 戦災と台風の被害で叩きのめされた人々に、思いがけずふるまわれた「柿の葉うどん」。 「まずくて旨いうどん」とは・・・ ⚪︎第七章「本年もまた喪中につき」4 淑子の町の名医・榎本先...

「峠うどん物語」の第六章から10章まで。 ⚪︎第六章「柿八年」3.8 修吉・駒子の若かりし頃の話。 戦災と台風の被害で叩きのめされた人々に、思いがけずふるまわれた「柿の葉うどん」。 「まずくて旨いうどん」とは・・・ ⚪︎第七章「本年もまた喪中につき」4 淑子の町の名医・榎本先生。ガンに侵された妻は町医者である夫の診察しか受け付けない。医療の最先端にいる息子は・・。 ⚪︎第八章「わびすけ」4 修吉の幼馴染で、極道の道に身を落としたわびすけ。数十年ぶりに訪れた「峠うどん」で語られた引退。 ⚪︎第九章「立春大吉」3.8 修吉・駒子の青春の宝「柿の葉うどん」が、ふもとの「みやま亭」で勝手に商品化されている事を、峠うどんに手伝いに入っている同級生・大友から聞かされた淑子は・・。 そして、ある大雪の夜訪れた女性客とは・・。 ⚪︎第十章「アメイジング・グレイス」4 極道の幼馴染・わびすけを、昔交わした約束通り一人で見送る修吉。 そして淑子は、初めて「峠うどん」の客となる。 愛する人々の死。 激しい慟哭。深く、どこまでも深く静かな悲しみ。 微妙な距離の人間の死。 通夜や告別式には列席するが、泣くほどの悲しみもなく、ふわふわとした、居心地の悪い、割り切れない思い。 いずれにしろ、 残る桜も 散るさくら

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2016/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読後とても満たされた。こういう職人さん大好きです。お葬式は特別仲良しじゃなくても行く事があったりモヤモヤする気持ちもとてもわかる。そんな時に峠うどんがあったら救われる。いろんな体験をしてる祖父母や両親、周りの大人たちと接することが出来てる叔子ちゃんが子供と大人の狭間にいて微笑ましかった。

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2015/08/03

おじいちゃんとおばあちゃんからいい勉強をしているよっちゃん。こんな人生勉強できてる中学生はいないはず。

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2015/05/27

(2015/4/2読了) 上巻より、人生についての、人の生き死にについの、拡がりを感じられました。 だからと言って、壮大さに感動するでもなく、身近な話題なので、日々過ごす時間のように、物語も流れるように読み終えました。 この感じは、小路幸也さんと同じかな。 (内容) 五十年前の...

(2015/4/2読了) 上巻より、人生についての、人の生き死にについの、拡がりを感じられました。 だからと言って、壮大さに感動するでもなく、身近な話題なので、日々過ごす時間のように、物語も流れるように読み終えました。 この感じは、小路幸也さんと同じかな。 (内容) 五十年前の大水害の翌日、若いうどん職人が路上でふるまったうどんは、まずくて、おいしくて、希望の味がした。空襲から、まだ十数年しかたっていないのに。一面の焼け野原からせっかくみんなでがんばって復興したのに、今度は一面の海になってしまって、やり直し…。それでも、ひとびとはくじけなかった。いま一生懸命に生きているひとたちを、あたたかく、そして力強く包み込むー。極上の物語は、静かに最終章を迎える。いま届けたい希望の物語。

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