死者の書(文庫版) の商品レビュー
自然の恩恵に感謝し、今まで出会った人たちに感謝し、生きてきて起こった出来事に感謝する。どれか一つ欠けても今のキキは存在しない。だから自分を取り巻く全てのものに感謝する。悲しみも苦しみも喜びもあるからこそ人は強く生きていける。 暗闇から光の世界へと導いてくれる太陽。豊かな黒土を運ん...
自然の恩恵に感謝し、今まで出会った人たちに感謝し、生きてきて起こった出来事に感謝する。どれか一つ欠けても今のキキは存在しない。だから自分を取り巻く全てのものに感謝する。悲しみも苦しみも喜びもあるからこそ人は強く生きていける。 暗闇から光の世界へと導いてくれる太陽。豊かな黒土を運んでくれるナイル川。帆を張れば川の流れに逆らって舟を進める風。この世界は人知を超えた何かが与えてくれる。古代エジプト人はそこに神の存在を強く感じ取ったのではないだろうか。そんな偉大な神々に尊敬と畏敬の念を抱いた古代エジプト人は現世での行いがよければ呪文を唱え来世で再生し復活できると信じていた。そこには死の恐怖から解放されたいという人々の強い思いが込められている。
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まんがで読破を読破するシリーズ。 古代エジプトで、墓所の壁面や棺、そしてパピルスに書き記された呪文「死者の書」。来世での復活のため、死後の冥界で唱えるもの。 生前の善行が問われ、死者の裁判があるのは、洋の東西問わず、同じような概念なんだよな。 トトを見守るハヤブサがいい。
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【原作?】未読 どんな名作も185ページにまとめてご覧に入れましょう、って趣きの「まんがで読破」シリーズ。当たり外れも大きいけれど、そのギャンブル性が堪らなくて、ついつい濫読してしまいます。 そもそもの『死者の書』(って言っても折口信夫のじゃなくて古代エジプトのアレ)は「死後...
【原作?】未読 どんな名作も185ページにまとめてご覧に入れましょう、って趣きの「まんがで読破」シリーズ。当たり外れも大きいけれど、そのギャンブル性が堪らなくて、ついつい濫読してしまいます。 そもそもの『死者の書』(って言っても折口信夫のじゃなくて古代エジプトのアレ)は「死後、どうすれば来世で復活できるか」を記したものだそうです。 この「まんがで読破」版は、原典をそのままコミカライズしたものではなく、随所に『死者の書』の内容を織り交ぜつつ、古代エジプト人の生活の基盤となっていた宗教観や死生観、道徳観を紹介したもの、と云ったところでしょうか。マンガらしく、2人の兄妹を主人公としたストーリー仕立てになっているので、非常に読みやすい! 初めに太陽神がいて大気の神と湿気の女神を創造して更に大地の神と天の女神が生まれて……っていう国造り神話も面白かったです。多神教に興味のある人にもおすすめします。 いやはや、古代エジプトでは死ぬのも大変そうでした。
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漫画で読破4冊目。 死者の書は名前しか知りませんでしたが、一言でいうと「古代エジプト人の復活の呪文」だそうです。 その背景にはもちろん信仰があるわけですが、エジプトの土地というのは、新生児の生存率が低い、疫病や飢饉で死ぬケースも多いという環境での死生観がつまったものが「死者の書...
漫画で読破4冊目。 死者の書は名前しか知りませんでしたが、一言でいうと「古代エジプト人の復活の呪文」だそうです。 その背景にはもちろん信仰があるわけですが、エジプトの土地というのは、新生児の生存率が低い、疫病や飢饉で死ぬケースも多いという環境での死生観がつまったものが「死者の書」とも言えるようです。 少しだけ神話が出てくるのですが、世界各地の神話って共通点があるわけで、なんで共通点があるのかほんとに不思議ですよね。いずれそれについて掘ってる本も読みたいなぁ。 次は論語にいきます。
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教養というよりも漫画で純粋に泣けました。 エジプト人の死生観がリアルに眼前に繰り広げられて、面白かった。
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分かりやすい! 日本の来世って結局のところ現世だよな。 こんな具体的な来世はすごくて、考えられないし、 国が違えば、考え方も違うんだなってすごく考える話。 こんな感じにもっとわかりやすく、博物館も展示してくれると助かる。 せっかく実物とそれを復元できたレプリカがあるのだから。
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