展翅少女人形館 の商品レビュー

瑞智士記【著】

2012/12/05

ライトノベルではお馴染みの瑞智士記のゴシックSF。人間が球体関節人形を産むようになった世界にある下界と隔絶された修道院で暮らす少女たちの物語。レズビアン的な雰囲気や人形愛など普通とは一線を画すお話なので、苦手な人もいると思います。作者の"あまがみエメンタール(一迅社)"に雰囲気が近いかな。今回はハヤカワ文庫から出版されているので読者層が違う気もしますが…といわけで読者をかなり限定する作品だと思います。ライトノベルを読みなれていて、どんな設定でもある程度許容出来る人が読まないと置いてきぼりだと思います。

2012/05/10

人形が生まれてくるというのにスポットを当てつつもそこにはノータッチでその半人形として生まれてきた少女達の話。

個人的には人形生まれてくる所が解明されると思っていたのでちょっと残念。

2012/03/28

人類が球体関節人形しか産めなくなったって設定の時点でメロメロです（笑）
私、すんごい球体関節人形好きなんですよ。死んでるみたいで生きてるみたいな。無機質ゆえの有機質みたいな感触。
昔友達と球体関節人形の展覧会行ったの思い出した。

ラノベコーナーでこの作家さんの名前発見してビビった（笑）
買ってしまいそうで怖い〜。

2011/11/10

人類が球体関節人形しか出産出来なくなった未来。奇跡的に誕生した3人の少女達は修道院に隔離され対立する。そこへ半人半人形の美少女が現れ、さらなる対立を招く。その正体は？文書などは非常に読み易く面白い展開。しっかりとしたオチも用意されている。ただ、ロリコンオタクの設定にはチョットついていけなかった。

2011/10/22

退廃しきった世界の、倒錯しきった物語。
展開される少女たちの青春と欲望は、キラキラとしていて、ドロドロとしていて、綺麗で、グロテスクで、酷く揺さぶられる。

2011/10/11

人類が人形しか出産できなくなった世界の話ということで、哲学的なテーマを感じ取ることもできるエンターテイメントを期待していたが、大ハズレ。

なんのことはない、「百合展開」というのを、意味ありげに難解な文章で書き散らかしただけであり、一般性を欠くにもほどがある。

その感覚や作法の分かる分からないが問題なのではなく、単純に、文章として、文字として、読んでいられない。

本棚に登録してしまった俺、赤面。

2011/09/30

ひどいな、この程度の小説を出版するなんて……
中二病ぽい文章装飾と漢字の多用
序盤はまだ許せたのに後半以降のレベルが半端ない。

2011/09/28

あらすじには『ゴシックSFファンタジー』とあるが、SFな要素はほぼ皆無である。
球体関節人形が生まれてくる謎を解いて行きながら、その中での女の子達の話かと思い読み始めたのだが、全く違う話であった。
作者が百合が書きたかっただけではないかと思われるような作品である。
前半は女の子がイチャイチャしてるだけであまりこれといった進展はないので正直つまらないが、半分を過ぎたあたりから一気に物語が進んでいくので諦めずに最後まで読んでもらいたい。
あと結構エロい描写が多いです。

2011/09/17

「人類が人形しか産めない世界」
面白そうな設定だと思ったんだよねー。　思ったんだけど、ね。
こうなるかー。　ってのが正直な感想。
途中何度もくじけそうになった。　
”ゴシックSFファンタジー”らしいんだけど、少なくともSFではないよね。

2011/09/15

正直掴みきれなくって、かなり手こずりました。
子供が人間として誕生せず、球体関節人形として生まれるという設定なんですが、この物語の根幹とも言える部分にSF的な言及がまったくないのが残念でした。
耽美な描写が多くエロいのは確かです。