競争力基盤の変遷 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ざっくり以下のような内容。 製造業が競争力をもつ基盤が変わってきて、現在第3の転換期にある。 第1は安価で大量の労働力。高度経済成長期の日本、今の中国。 第2は下請け分業システム。日本が得意としてきたすり合わせ。生産の垂直統合による生産プロセスの分業と専門化。 ICT技術革新によって第2の時代は終わった。3DCADつかえば誰でも簡単にすりあわせをおこなうことができる。CAM技術でどこでも同じように加工ができるようになった。これまでの競争力の源泉となってきたものが、ITをつかえば簡単に実現できるようになってしまい、開発や生産拠点が海外に流れることとなる。生産技術による革新はなくなる。 ではこれから何で差がつくようになるか。製品そのもの。とくに部品、素材分野がアツイ。iPhoneの中身はほとんど日本製。韓国への部品輸出が盛況。といった現象がこれを示す。 また、医療機器とか製薬とかがアツイ。(これ誰か言ってたな。) このような新たな競争力基盤を獲得するためには、研究開発力を強化しなければならない。 実際研究開発費は右肩上がりで企業も力を入れている。。 研究者の雇用の流動化による技術のスピルアウト効果を促進すべき。(私は全体的に流動化すべきと思っている) 技術開発の担い手であるベンチャーの育成。 だけど日本ではベンチャーは結構リスクフル。
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