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小説 医療裁判 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/05/19

患者側からみた医療訴訟。新米弁護士が勉強会等で過去の重要な判例(ノンフィクション)や争点のポイントを学びながら、医療訴訟(フィクション)を経験していく様を小説仕立てにしたもの。フィクションとノンフィクションがいい具合に混ざってて分かりやすく勉強になる。

Posted byブクログ

2013/01/08

勉強になった。こんなシリーズあるんだなぁ。 とっつきにくい医療裁判がわかりやすくなる。もっと早く読んでおけばよかった。

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2012/10/31

部活中に熱中症になり、病院で亡くなった子どもの母と病院の裁判の話。小説っていうか、教本みたいだなと思いました。

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2011/12/27

「小説」を謳うほどには小説の体をなしていないけど、医療過誤を巡る裁判を俯瞰するには最適な本だった。医療に留まらず民事裁判の一連の流れも分かるので、一粒で二度おいしいかも。 過去の判例に言及し、医療費抑制政策に伴う「医療崩壊」論への客観的な視点を提示しているところなど、見所は多かっ...

「小説」を謳うほどには小説の体をなしていないけど、医療過誤を巡る裁判を俯瞰するには最適な本だった。医療に留まらず民事裁判の一連の流れも分かるので、一粒で二度おいしいかも。 過去の判例に言及し、医療費抑制政策に伴う「医療崩壊」論への客観的な視点を提示しているところなど、見所は多かった。 何はともあれやっぱり面白いのは最後の尋問のシーンだけど。

Posted byブクログ

2011/09/19

【レビュー】 これはすごい!医療裁判に関心のある人は必読。小説形式ながら、重要な判例を、しかも著者の鋭い視点で分析しつつ論をすすめている。証人尋問の迫力も満点。 【特記事項】 ・カルテがないと損害賠償請求の判断ができない。 ・カルテを入手するだけなら、厚労省の開示制度などが存在す...

【レビュー】 これはすごい!医療裁判に関心のある人は必読。小説形式ながら、重要な判例を、しかも著者の鋭い視点で分析しつつ論をすすめている。証人尋問の迫力も満点。 【特記事項】 ・カルテがないと損害賠償請求の判断ができない。 ・カルテを入手するだけなら、厚労省の開示制度などが存在する今日、簡単にできる。 ・注意義務の基準は診療当時の臨床医学の実践における医療水準。 ・医療水準は医療機関の特性に応じて判断される。 ・未熟児網膜症に関する昭和50年線引き論 ・医療水準と医療慣行は異なる。 ●因果関係の問題か、過失の問題かを区別するべし。 ・カルテを読み解くには、最初からではなく、結果のほうから読んでいくべし。 ・ルンバール事件はい医療技術が未発達な時代の判例で現代には通用しない、という立論を展開した弁護士がいた。 ・因果関係の証明でも、再現不可能性は今の時代も変わらない。 ・「高度の蓋然性」と「相当程度の可能性」 ・損害賠償額算定のための利息算定方法:ホフマン方式、ライプニッツ方式。単利計算の新ホフマン方式が患者には有利。 ●平成19年まで30パーセントを維持していた医療裁判患者請求人擁立が最近20パーセントに落ち込んだのは、いわゆる「医療崩壊」キャンペーンが原因かもしれない。

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