隣り合わせの殺意 の商品レビュー
再読 「奇妙なラブ・レター」「一千万円のアリバイ」 到底あり得ない調子のいい話に簡単にひっかかってしまう、憎めない人たちの話が面白かった。 「雪は死の装い」雪に閉ざされたホテルに無料招待で集められた男女が次々殺されていくというオーソドックスなクローズドサークルもの。長編化したのが...
再読 「奇妙なラブ・レター」「一千万円のアリバイ」 到底あり得ない調子のいい話に簡単にひっかかってしまう、憎めない人たちの話が面白かった。 「雪は死の装い」雪に閉ざされたホテルに無料招待で集められた男女が次々殺されていくというオーソドックスなクローズドサークルもの。長編化したのが「殺しの双曲線」(と思う。) 2011.12.12 思わぬ収穫。本を忘れて駅近くのコンビニで買ったもの。 1967〜1982年の作品を収録した短編集。 時代背景が少し懐かしくてどの作品も面白かった。 山村美紗の短編に似てる。
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「隣りの犯人」以外は、既収録の話です。 隣りの犯人は、犯人だと思いきや,実はという話。 筋道はうまくできている。 猫が小指をごみ置き場で目撃したことに始まる。 いろいろな可能性を家族で推測し、 本質に迫り,殺されそうになる。 最後の場面は、もう少し,文学的に、細かい描写があると嬉しいかもしれない。 終わりのあっけなさが、悲しい。 流行作家に望むことではないのだろう。
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