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随筆 上方落語の四天王 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2012/10/24

子どものころに見ていた、テレビのお笑い番組では、落語は「きわもの」扱いであった。お笑いは漫才が本流。いまでもその流れは否定できない。一方で落語も確かな地位を築いている。上方落語協会も200人を超える落語家を有し、常設寄席「繁昌亭」に「自社」ビルを持つに至った。 その黎明期を背負っ...

子どものころに見ていた、テレビのお笑い番組では、落語は「きわもの」扱いであった。お笑いは漫才が本流。いまでもその流れは否定できない。一方で落語も確かな地位を築いている。上方落語協会も200人を超える落語家を有し、常設寄席「繁昌亭」に「自社」ビルを持つに至った。 その黎明期を背負った4人の落語家の噺家としての生きざま、そして仁鶴、枝雀、三枝と続く上方落語の確かな足取りを見ることができた。

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2012/01/18

戸田学「上方落語の四天王~松鶴・米朝・文枝・春団治~」(岩波書店 2011)を面白く読んだ。芸の魅力を具体的に論じていく文章から、かつて接した高座での姿が彷彿としてきた。今から何十年も前の上方落語界が隆盛へと向かうバブル時期は、活気に満ち溢れていたものだ。四人それぞれに異なる個性...

戸田学「上方落語の四天王~松鶴・米朝・文枝・春団治~」(岩波書店 2011)を面白く読んだ。芸の魅力を具体的に論じていく文章から、かつて接した高座での姿が彷彿としてきた。今から何十年も前の上方落語界が隆盛へと向かうバブル時期は、活気に満ち溢れていたものだ。四人それぞれに異なる個性と芸風が面白い。

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2011/12/20

松鶴、米朝、文枝、春団治。 四天王と言われるだけあって、四人それぞれ確たるものを持っていますね。 それにしてもまったくタイプが違う噺家さんで、どの人が良くてこの人はちょっと・・・ということはなく、皆さんそれぞれいいんです。もちろんそれぞれ得意とする分野はあるのですが、では得意でな...

松鶴、米朝、文枝、春団治。 四天王と言われるだけあって、四人それぞれ確たるものを持っていますね。 それにしてもまったくタイプが違う噺家さんで、どの人が良くてこの人はちょっと・・・ということはなく、皆さんそれぞれいいんです。もちろんそれぞれ得意とする分野はあるのですが、では得意でない噺は・・・それはそれでいいんですね。 おまけ(というのか)がうれしいなぁ。 大阪における志ん朝さんの話。上方落語家との対談の様子や、大阪への思い入れや、大阪ではすっかりくつろいでいる志ん朝さんがうれしい。

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2011/12/11

良かったのは、番外とも言うべき古今亭志ん朝編だけと感じました。 あくまでボク的にはですけど。 いわゆる四天王(この表現もおかしいと思いますが)の「解説」なんですが、なんか、単に速記の解説みたいで、それも私見のみという感じで面白くもなんともない。 志ん朝の上方との関わり、TO...

良かったのは、番外とも言うべき古今亭志ん朝編だけと感じました。 あくまでボク的にはですけど。 いわゆる四天王(この表現もおかしいと思いますが)の「解説」なんですが、なんか、単に速記の解説みたいで、それも私見のみという感じで面白くもなんともない。 志ん朝の上方との関わり、TORII HALLとの関わりなんかが唯一興味深かった。 なんで、飛ばし読みにしました。

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2011/11/19

 私は落語が好きです。特に上方落語は大好きです。小さいころ楽しみに観ていたお笑い番組は関西キー局のものが多かったので、本書で紹介されている「四天王」が現役バリバリの頃の高座は鮮明に記憶に残っています。四者四様、芸風は区々ですが、各々流石の話芸でしたね。  本書では、その名人たちの...

 私は落語が好きです。特に上方落語は大好きです。小さいころ楽しみに観ていたお笑い番組は関西キー局のものが多かったので、本書で紹介されている「四天王」が現役バリバリの頃の高座は鮮明に記憶に残っています。四者四様、芸風は区々ですが、各々流石の話芸でしたね。  本書では、その名人たちの芸の特徴や魅力を、それぞれの得意演目を材料に詳細に紹介していきます。  巻末に採録されている古今亭志ん朝師匠と大阪との関わりを綴った小文もとても面白いです。

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2012/03/02

上方落語をこよなく愛する人 御用達 まぁ なんと 楽しめることでしょう 松鶴さん、文枝さんの落語が 蘇るのも また嬉しい 米朝さんのCDをもう一度 聴きなおそうかという気にさせ 春團治さんの高座には まだ間に合うぞ そんな気にさせてもらえるのが うれしい

Posted byブクログ