あさのあつこのマンガ大好き! の商品レビュー
私のマンガ巡りも相当なモノだと思っていたが、あさのあつこもなかなかのマンガフリークだった。 私は1965-1995の約30年間を頂点として、ほぼ休みなくサンデー、マガジン、ジャンプを読み続け、それに派生するマンガを幅広く読み続けていた。しかし、これを読む限り、あさのあつこの方が...
私のマンガ巡りも相当なモノだと思っていたが、あさのあつこもなかなかのマンガフリークだった。 私は1965-1995の約30年間を頂点として、ほぼ休みなくサンデー、マガジン、ジャンプを読み続け、それに派生するマンガを幅広く読み続けていた。しかし、これを読む限り、あさのあつこの方が、私よりも広く深く読んでいる様だ。 本人が何度も言及しているが、作家として大きな影響を受けた事は確かだろうと思う。私がもし小説を書いてもそうなるだろう、と思う。 彼女は私より六歳年上なので、まだ貸本屋の洗礼を受けているが、私は週刊マンガから影響を受けている。しかし、手塚や白土三平或いは萩尾望都や山岸凉子などの24年組少女マンガを生き生きと語るところなどは、私と同じであり、うむうむという感じである。 更に彼女は現在に至っても、子どもの影響で最新マンガを生き生きと語れるのが、私と決定的に違う。私はもう最新のマンガは一部しか語れない。 2012年10月17日読了
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タイトルそのまんまな本です。あさのあつこのマンガに関するエッセイ。マンガエッセイというとどうしても三浦しをんと比べてしまうので、こちらはやっぱり普通に王道綺麗めでまとめてるなぁという印象。年代的に貸本世代のリアルとしての、時代の流れをざっくりとらえるのはこちら。乱読数を感じられる...
タイトルそのまんまな本です。あさのあつこのマンガに関するエッセイ。マンガエッセイというとどうしても三浦しをんと比べてしまうので、こちらはやっぱり普通に王道綺麗めでまとめてるなぁという印象。年代的に貸本世代のリアルとしての、時代の流れをざっくりとらえるのはこちら。乱読数を感じられるのは三浦某かと。 この本は根本の24年組だったり手塚治虫だったりのちょっとマイナーどころの作品の事が書かれていたりして、今はどうしても有名どころばかり目についてしまうけれど、リアルタイムならではの細かい作品に触れられてるのが興味深く。しかしあらすじだけでもドキドキする手塚漫画は本当に凄いなぁ。 今でも何かを抉り出すような漫画は描かれているけれど、ちょっとアングラ系に偏りがちだったりな気もするけれど、手塚作品は本当に小さい子が入りやすくて楽しめる漫画なのに、読んでるうちにぐいぐい引き込まれて、気付いたら物凄い奥深いものを知らず知らずに突きつけられて、その衝撃とか胸に残るものって凄く大切なことだと思う。その時受けた衝撃が「怖い」とか「嫌い」とかだったとしても、忘れられなくなることに違いは無いから、大人になってふと気が付くことができる。『火の鳥』とか自分の中では結構トラウマだけど、今読んだらまた違うんだろうなぁ。 最終回についてという項目があるのですが、ここで『NO.6』の事がちょっとだけ書かれてるけど、自分はまだ最終巻読んでいないのですが、本人の言う納得のいくラストになっているのか…。 それにしても貸本世代の(だからこそかもしれないけど)お母さんがいまだに『聖☆おにいさん』とか読んで笑ってるかと思うと、日本に本当に根付いてる文化なんだなぁと思ったり。
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あさのさんはっきり言ってまんがのヲタクさんだと思います。 昔のこともすごく覚えていて、私はついていけないことが多かったです。 活字が詰まっている割には読みやすい。 まんがってあまり読んだ記憶ないけど、昨今のドラマや映画の原作になっている作品が多いから、小説とはまた違った芸術性があ...
あさのさんはっきり言ってまんがのヲタクさんだと思います。 昔のこともすごく覚えていて、私はついていけないことが多かったです。 活字が詰まっている割には読みやすい。 まんがってあまり読んだ記憶ないけど、昨今のドラマや映画の原作になっている作品が多いから、小説とはまた違った芸術性があるんだろうなあ。 若いうちにもっと読んでおけばよかったと思いました。
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とてもワクワクして読めました。あさの先生の作品を読んでると、余計!ここで紹介されてる作品はなにかしら先生の作品に化学反応をもたらしたのかなぁとおもうと凄く楽しかった!今度はじっくり再読を
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懐かしい漫画も多く、でもストーリーって案外忘れてるのよね。あさのあつこさんはよく覚えておられて、その熱く語る文章を読んでるとまた読みたくなってきました。
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あさのあつこさんの自伝的漫画エッセイ。 ひとつひとつの作品に突っ込んだコメントがあるわけではなかったので、やや物足りなかったかな。
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あさのあつこの作品を読んでいないせいなのか、世代が違うせいなのか…。 ちょっと自分とは違うなぁという感が強い。
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熱を持って語られる文章がこちらも楽しい気分にさせました。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-757.html
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