ポジティヴ・アクション の商品レビュー
日本では一般的に導入に否定的な風潮だが、世界的にみると思っていた以上に普及していると感じる。 もちろん導入には弊害もあるわけで、そのような視点も考慮しなければならない。このあたりは法哲学の議論と絡めながら理解を深めたい。
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人権及び民主主義の思想に、ポジティブアクションがどのように位置づけられるか、その原理的な検討が行われている。ポジティブアクションについては、様々なレベルでの批判的な言説があるだけに、それについて歴史的にも原理的にもきちんと理解しておく必要があると思う。そういった意味でこうした本は...
人権及び民主主義の思想に、ポジティブアクションがどのように位置づけられるか、その原理的な検討が行われている。ポジティブアクションについては、様々なレベルでの批判的な言説があるだけに、それについて歴史的にも原理的にもきちんと理解しておく必要があると思う。そういった意味でこうした本は大事だと思う。いかにも学者の書いた文章という風で、イマドキの新書としては時流に合わないが、本来新書とはこういうものではなかったかと思わなくもない。
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ポジティブアクションを、憲法学的視座を中心に、政策面からも批判的検討を加えながら男女平等参画への方法を提示する、辻村先生入魂の一冊。 正直なところ、比較法が中心で、特に先生の専門とするフランス憲法学あたりはかなり話が細かくなっていて、難しく感じた。当たり前かもしれないけれど...
ポジティブアクションを、憲法学的視座を中心に、政策面からも批判的検討を加えながら男女平等参画への方法を提示する、辻村先生入魂の一冊。 正直なところ、比較法が中心で、特に先生の専門とするフランス憲法学あたりはかなり話が細かくなっていて、難しく感じた。当たり前かもしれないけれども、憲法学的な視点からの記述が多い。 その一方で政策論は、ある程度幅広く触れられてはいるものの、少々検討が浅いのでは、と感じるところが少なくなかった。
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ポジティヴ・アクションについて、各国の制度、我が国の現状、憲法上の問題の検討など、よくまとまっていて、この問題を考えるうえでとても参考になる。しかし、個人的には、筆者の左翼的な論調は肌に合わなかった。
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アメリカのアファーマティブ・アクションのことは聞いたことがある。不当に差別された人々の救済策として論じられていた。アメリカのような国では「喫緊」の問題だったのでしょう。 ポジティブ・アクションについては、主として女性の社会参加の必要性から述べられている。
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古い岩波新書な感じ。情報量は豊富。第3章はんか好きじゃない議論の進め方をしている。偉い先生なんだけどね。大学のテキストにはよいだろう。しかしこれじゃ、1、2回生には「厳格な審査基準」とかはわからんだろう。法学部の子にもわからんと思う。
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