文具の流儀 の商品レビュー
ロングセラーとなった文房具が、どのように開発され、現在に至っているのかを描いた一冊。長く愛される物には、ちゃんと理由があるのですね。
Posted by
内容は、文具好きにはかなり面白い。 ただ、サブタイトルになっている「ロングセラーとなりえた哲学」がこの本作りにまったく生かされてなくて、校正不在、編集不在というやっつけ新書のような出来で、哲学まではいかなくても最低限のこだわりを見せろよ、これだったらブログでいいや、と思える程度な...
内容は、文具好きにはかなり面白い。 ただ、サブタイトルになっている「ロングセラーとなりえた哲学」がこの本作りにまったく生かされてなくて、校正不在、編集不在というやっつけ新書のような出来で、哲学まではいかなくても最低限のこだわりを見せろよ、これだったらブログでいいや、と思える程度なのが残念。
Posted by
じつに物欲を刺激される本。 これを読むと、満寿屋の原稿用紙、カール事務器の鉛筆削り、KUMのシャープナー等々、使うあてがあろうが無かろうが、一度は手に取ってみたくなること間違いなし。個人的には、みすずノートマーブル染め(コスパの高さが異常!)とクロスのセンチュリーが欲しくて欲しく...
じつに物欲を刺激される本。 これを読むと、満寿屋の原稿用紙、カール事務器の鉛筆削り、KUMのシャープナー等々、使うあてがあろうが無かろうが、一度は手に取ってみたくなること間違いなし。個人的には、みすずノートマーブル染め(コスパの高さが異常!)とクロスのセンチュリーが欲しくて欲しくてたまらなくなった。 そして「普通に在るもの」として認識している「三菱鉛筆ユニ」「シャチハタ」「シードの消しゴム」「マッキー」「マジックインキ」のスゴさを改めて知ることも出来る。非常に面白い。
Posted by
文房具のロングセラー38商品についてメーカーそれぞれへのインタビューを1冊にまとめたもの。 以前に読んだ『文具上手』が使う人の本ならば、こちらは作る人の本といえる。 メーカーファンブック以外での作り手目線の文房具本は少し珍しいか。 トンボ鉛筆「8900」ステッドラー「マルス ...
文房具のロングセラー38商品についてメーカーそれぞれへのインタビューを1冊にまとめたもの。 以前に読んだ『文具上手』が使う人の本ならば、こちらは作る人の本といえる。 メーカーファンブック以外での作り手目線の文房具本は少し珍しいか。 トンボ鉛筆「8900」ステッドラー「マルス ルモグラフ」シヤチハタ「Xスタンパーネーム」寺西化学工業「マジックインキ大型」住友「ポスト・イット」デザインフィル「ダイヤメモ」ゼブラ「マッキー」ロディア「ブロックロディア」マルマン「図案スケッチブック」ツバメノート「ツバメノート」三菱鉛筆「ユニ」コクヨS&T「キャンパスノート」ファーバーカステル「カステル9000」 38商品というのは結構な数で自分が使った事のある文房具だけでもこのくらいあった。誰でも一つ二つは使った事のある商品があるはずだ。 ひとつ残念だったのはロングセラーな商品になるほど当時開発に携わっていた人物に会う事ができず「○○だったそうだ」「○○らしい」「○○かもしれない」といった不確実な言い回しが多くなってしまう事。当時の具体的な出来事や人間的な感情の部分を知る事ができればもっと楽しい本になった違いない。 ワクワクする文房具と出会いたい人よりはものづくりをする人に読んでほしい本である。
Posted by
ロングセラー商品の誕生秘話や隠されたコダワリについてまとめらている。 コンセプトと写真は素晴らしいが、肝心の本文がマズかった。それでも知らなかった名品に出会うことができたので良しとする。 KUMの手動鉛筆削り、美篶堂のみすずノートマーブル染めはこの本で知って是非使ってみたいと思っ...
ロングセラー商品の誕生秘話や隠されたコダワリについてまとめらている。 コンセプトと写真は素晴らしいが、肝心の本文がマズかった。それでも知らなかった名品に出会うことができたので良しとする。 KUMの手動鉛筆削り、美篶堂のみすずノートマーブル染めはこの本で知って是非使ってみたいと思った。 図書館にて。
Posted by
文房具好きは楽しめます。面白かったです。ビックのボールペンのビックボーイは小学4年生でレイモンド・サビニャックさんのデザインですって。ビバンダムのデザイナー。ロディアのロゴの秘密とか、メモ取りながら読みました。
Posted by
文具ヲタなので、しごく単純に萌えた。 ロングセラーになるにはロングセラーになるだけの 作り手の拘りがあるのだ。 当たり前だけど。 それでも。 個人的に、好き嫌いはあるものの この本内で取り扱われている文具は すべてお薦めできます。
Posted by
Radarの消しゴム、キャンパスノート、シャチハタ印、マジックインキ。あまりに自然に身近にある存在の文具たち。その存在は空気のよう。その透明感のおかげで、その文具のすごさを見過ごしがち。しかし、どの文具にも「そこまでやるか」って作り手の執念がつまっている。 文具の使用者として、...
Radarの消しゴム、キャンパスノート、シャチハタ印、マジックインキ。あまりに自然に身近にある存在の文具たち。その存在は空気のよう。その透明感のおかげで、その文具のすごさを見過ごしがち。しかし、どの文具にも「そこまでやるか」って作り手の執念がつまっている。 文具の使用者として、意見を発信する文具界でのトップライターである著者。今回はメーカーに取材し、作り手たちの文具に込められた愛情を記す。 全350ページでオールカラー本で2400円。一過性の文具カタログにはしないという著者の執念もつまっている。
Posted by
スイマンのパマナノートってのが良い。1895年から作っている。表紙がラムスキンで色も綺麗だ。紙質にもこだわりが。 これで八千四百円。 うーん、二百十円のツバメノートが私のレベルかな。 素敵な筆記具が歴史と共に紹介されています。男はやっぱ、道具にはこだわりますよね。
Posted by
ロングセラー文具の誕生ヒストリーはなかなか興味深いものが多かった。ただ、深く取材できたものと、できなかったものの差が歴然なのは残念だし、ロングセラー商品以外のものも混じっているのがちょっといかがかな、と。マイナス点もありますが、十分楽しめました。ただ、正直、「流儀」なんて流行のタ...
ロングセラー文具の誕生ヒストリーはなかなか興味深いものが多かった。ただ、深く取材できたものと、できなかったものの差が歴然なのは残念だし、ロングセラー商品以外のものも混じっているのがちょっといかがかな、と。マイナス点もありますが、十分楽しめました。ただ、正直、「流儀」なんて流行のタイトルはやめたほうがよかった。
Posted by