1,800円以上の注文で送料無料

「冒険ダン吉」になった男 森小弁 の商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

良い

ブックオフオンラインで税込み1155円で購入。帯、カバー付き。帯、カバーに若干の破けあり。しかし、日焼けもなく、良い状態と言える。

ちーかま

2015/01/19

冒険ダン吉を知らない人も多いかと思うが、南洋諸島の酋長が活躍する漫画である。主人公の森は生粋の日本人であるが、明治にトラック島に渡り後にトラックの大酋長となった。トラック島は太平洋戦争中に帝国海軍連合艦隊主力の停泊地となったことで知られている。森はまだスペインの植民地だった頃トラ...

冒険ダン吉を知らない人も多いかと思うが、南洋諸島の酋長が活躍する漫画である。主人公の森は生粋の日本人であるが、明治にトラック島に渡り後にトラックの大酋長となった。トラック島は太平洋戦争中に帝国海軍連合艦隊主力の停泊地となったことで知られている。森はまだスペインの植民地だった頃トラックに入り、その後ドイツ領となり、第一次世界大戦で日本の統治領となった。それまでは単なる植民地として搾取されるだけの南洋諸島だったが、日本が運営するようになってから現地人と一体となって発展していくことになる。森はそのことに大きく貢献し、日本との貿易で現地に富をもたらした。現在は森のひ孫がミクロネシア連邦大統領となり、トラックに直系だけで千人が暮らし、日系人が国の3割を占めるようになった。家の近所にはかつて大日本航空横浜水上飛行場があり、ここからあの二式大艇で南洋諸島のサイパン・パラオまで定期便が出ていたそうだ。パラオまでは17時間だった。当時の日本が南洋諸島運営に力を注いでいたことがわかる。二式大艇でパラオへ行くなんて、まさに夢のような話である。

Posted byブクログ

2011/08/17

政府の庇護を拒否して、明治時代に一人でトラック島に渡り、王道楽土を実践する志高い男のものがたり。これこそNPOの走りではないか。産経新聞に連載されたノンフィクション小説。

Posted byブクログ