高畠華宵 大正・昭和・レトロビューティー の商品レビュー
大正末から昭和初期にかけて一世を風靡した挿絵画家、高畠華宵。甘美な感傷と華麗さを宿し、古き良き大正ロマンと昭和モダンに彩られた抒情画とも呼ばれる華宵の作品を紹介する。(アマゾン紹介文) 竹久夢二と並んで、挿絵描きのパイオニアだと思っています。 ただ、描く少年少女の明暗は分かれ、...
大正末から昭和初期にかけて一世を風靡した挿絵画家、高畠華宵。甘美な感傷と華麗さを宿し、古き良き大正ロマンと昭和モダンに彩られた抒情画とも呼ばれる華宵の作品を紹介する。(アマゾン紹介文) 竹久夢二と並んで、挿絵描きのパイオニアだと思っています。 ただ、描く少年少女の明暗は分かれ、明るい夢二と比べて華宵は影があり、なんとはなく退廃的な色気を感じました。
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丸尾末広好きなら、無論そのルーツの一つとしてご存知かと思う。匂える生身の美少年美少女。オタク絵の始祖は1900年代前半の、こういった挿絵画家たちにあると思っているのですが。
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華宵の絵が一枚あるだけでその場に大正浪漫が匂い立つ、それくらいに時代を象徴する(と個人的なイメージを持つ)高畠華宵。入浴剤で有名なツムラの前身、津村順天堂の婦人病頓服薬「中将湯」のパッケージのイラストに始まる華宵の画業の変遷から、そのひととなりや浮沈の激しい暮らしぶりを紹介する。...
華宵の絵が一枚あるだけでその場に大正浪漫が匂い立つ、それくらいに時代を象徴する(と個人的なイメージを持つ)高畠華宵。入浴剤で有名なツムラの前身、津村順天堂の婦人病頓服薬「中将湯」のパッケージのイラストに始まる華宵の画業の変遷から、そのひととなりや浮沈の激しい暮らしぶりを紹介する。あのような絵を描き続けた人物ならさもありなん、という豪奢でファンタスティックな生活には憧憬と呆気の入り交じった溜息が漏れる。時代に愛され、時代に背かれた一人の夢見人の姿が目に浮かぶ。
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華宵の魅力が満載の一冊。 どちらかというと少女寄り。 華宵ファンの方もそうでない方も。 大正好きさんや、着物好きさんにも。
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叙情画家、高畠華宵。彼の描く女性は妖しい視線が魅力的。だがそこが人によって好みが分かれるところでもあると思う。
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