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論集戦国大名と国衆(5) の商品レビュー

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2016/02/01

戦国時代の国衆を掘り下げるシリーズ第5巻。甲斐の郡内地方(都留郡)を治めた小山田氏の歴史を取り上げている。とはいっても、信用できる文献資料があまり残っていないため、確定的な結論を出すことは難しく、主に2つの論点で識者の論文を集めて整理している。論点の1つ目は、小山田氏が郡内の全域...

戦国時代の国衆を掘り下げるシリーズ第5巻。甲斐の郡内地方(都留郡)を治めた小山田氏の歴史を取り上げている。とはいっても、信用できる文献資料があまり残っていないため、確定的な結論を出すことは難しく、主に2つの論点で識者の論文を集めて整理している。論点の1つ目は、小山田氏が郡内の全域を掌握していたのか、それとも郡内の一部だったのか、という点。2つ目は、小山田氏と武田氏との関連性。武田氏からどの程度、独立性を保っていたのか、という点。どちらの論点も、客観的な史料が少なく、時代や状況によって程度が変わりうることから、議論はあまり噛みあっていない印象が拭えなかった。 【川崎市立中原図書館 210.4】

Posted byブクログ