1,800円以上の注文で送料無料

ケルト神話の世界(下) の商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/03/02

登場人物が、さまざまな姿を変えながら自分自身であり続けることができるように、人間ももとのままではあってはならない。人間には自分を変え、自己実現に向けてどんどんハードルを越えていく能力が与えられている…ケルト人の考えもパスカルの言葉も思い出しました。細胞は常に変化しています。そして...

登場人物が、さまざまな姿を変えながら自分自身であり続けることができるように、人間ももとのままではあってはならない。人間には自分を変え、自己実現に向けてどんどんハードルを越えていく能力が与えられている…ケルト人の考えもパスカルの言葉も思い出しました。細胞は常に変化しています。そして、死もまたほかのハードルと同じではないだろうか…と書かれています。なるほど新しい発見をしました。もっとケルトの世界を知りたくなりました。

Posted byブクログ

2013/04/11

上巻よりもだいぶ読みやすかった。だんだん慣れてきたからなのか。 終章がなんだかいきなり奥が深かった。古代ケルト人の考え方は、運命から逃れようとするのではなく、それがどんな運命でも、たとえ命取りになるものであっても、それが運命なのであれば積極的に引き受け、成就することに意義を見出す...

上巻よりもだいぶ読みやすかった。だんだん慣れてきたからなのか。 終章がなんだかいきなり奥が深かった。古代ケルト人の考え方は、運命から逃れようとするのではなく、それがどんな運命でも、たとえ命取りになるものであっても、それが運命なのであれば積極的に引き受け、成就することに意義を見出すものらしい。それがギリシア人、ローマ人と異なるものであるようだ。 そう考えると、騎士の冒険の話や恋の話はケルト神話ならではで面白い。

Posted byブクログ

2012/07/16

受胎する原理としての(人も含めて)万物と、創造させる原理としての魂という、二元論で説明される神話に説得力。この本を読んでケルト神話のことがわかるというよりは、この本を読むとケルト神話をもっと知りたくなる!

Posted byブクログ

2012/01/04

上巻とあわせて読了しましたが、ケルト神話に詳しくない私のような人には少し話が乱雑かと思います、なんて感想を書こうとしていたのですが、ケルト神話は元々抽象を具体化した物であり、そのわかりづらさは包括する範囲の広さに比例しているのだと考えます。次、ケルト神話について読むときは、神話そ...

上巻とあわせて読了しましたが、ケルト神話に詳しくない私のような人には少し話が乱雑かと思います、なんて感想を書こうとしていたのですが、ケルト神話は元々抽象を具体化した物であり、そのわかりづらさは包括する範囲の広さに比例しているのだと考えます。次、ケルト神話について読むときは、神話それぞれにきちんとタイトルが銘打ってある本を選び、せめてなんの話なのかを大雑把にでもつかみたいです。

Posted byブクログ