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源氏物語(4) の商品レビュー

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2011/04/21

「日本古典文学全集15『源氏物語』(第4巻)には、若菜上、若菜下、 柏木、横笛、鈴虫、夕霧、御法、幻、雲隠を収録。 「新編日本古典文学全集『源氏物語』」(全6巻)の前身に位置するのが「日本古典文学全集『源氏物語』」(全6巻)。前者を「新全集」、後者を「旧全集」と分けて呼ばれるこ...

「日本古典文学全集15『源氏物語』(第4巻)には、若菜上、若菜下、 柏木、横笛、鈴虫、夕霧、御法、幻、雲隠を収録。 「新編日本古典文学全集『源氏物語』」(全6巻)の前身に位置するのが「日本古典文学全集『源氏物語』」(全6巻)。前者を「新全集」、後者を「旧全集」と分けて呼ばれることもある。原文と注と現代語訳とを3段組みにして同一ページに配置することで、原文を読みながら内容もすぐ確認できるというのが小学館の古典文学全集のセールスポイントなのだが、それは「旧全集」でも採用されていた。 『源氏物語』を「旧全集」と「新全集」で比較すると、執筆陣も底本も同じであることから大きな変わり映えは無い。ただ、内容的には「新全集」のほうが、新しい研究成果が反映されているという点と、より読み易するために二色刷りを採用したという点、現代語訳が洗練されているという点で優れている。ただ、普通に『源氏物語』読むというだけなら、「旧全集」でもOK。古書で購入するにしても、「新全集」よりも比較的安価。

Posted byブクログ