神話作用 の商品レビュー
「深化」や「ローマ人」についての話が面白かった。特に映像ってどこを意図的にしているのか、それによって何を伝えようとしているのか。 今読むと分からないことも多いけど、そういう当時の人にとって「誰でも知っていて」「あたりまえ」の現象の奥底が実は問題なのだ。
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ソシュールの記号論を引っ張ってきて自説を展開したバルト。 ソシュールは、言語を記号として捉え、signifier, signified, signという関係で捉えた。(それまでは、語源などの歴史学的アプローチしかなかった) そこでコアとなる概念は ・signifierとsig...
ソシュールの記号論を引っ張ってきて自説を展開したバルト。 ソシュールは、言語を記号として捉え、signifier, signified, signという関係で捉えた。(それまでは、語源などの歴史学的アプローチしかなかった) そこでコアとなる概念は ・signifierとsignifiedの関係はarbitrary(恣意的)に創られてるということ。 ・差異こそが全てである。signifierとsignifiedの縦の関係ではなく, signifierどうしの横の関係の差異によって、signは成立する。 ・signはそれを共有するコミュニティーがないと機能しない。 それを一般的なことがらに拡張し、「神話」という概念を打ち立てたバルト。(という理解であってるはず。。) 神話とはことば/語り(speech)である。 プロレスは、プロレスの作法を知ってるものには面白いけど、それを共有してないものには分からない(今で言うリテラシー) 世の中で「自然」だと思われてるものは、「神話」なのである。それはつまり、それを創った誰かが存在するのであり、それは恣意的なものであるということ。 自然であると思われてることが、歴史なのだということ。 一つ一つの単語が何を指してるのか分からない。 落ち着いたら再読。
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タイトルからして大好き!かっこよすぎです…! バルトによる記号論で、生活の中の具体的ツールや習慣を断片スケッチ的にまとめた文章が中心の一冊。ただ、固有名詞の商品などを分析対象にしているため、今となってはやや古すぎるかも知れません。とはいえ、やっぱり私はこの頃のフランス的知にかなり...
タイトルからして大好き!かっこよすぎです…! バルトによる記号論で、生活の中の具体的ツールや習慣を断片スケッチ的にまとめた文章が中心の一冊。ただ、固有名詞の商品などを分析対象にしているため、今となってはやや古すぎるかも知れません。とはいえ、やっぱり私はこの頃のフランス的知にかなり影響されているよナ…とあらためて思うのでした。
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