グスマン帰れ の商品レビュー
アラン・シリトーはやはり短編がおもしろい!と久しぶりに短編集を読んで思った。 イギリス労働者階級の日々を見つめた短編の数々はどこか排他的で、孤独である。街の風景は常に暗くて、なんだかジメジメしているようなイメージがある。 登場人物はみんな何かから逃亡している。 シリトーの短編は特...
アラン・シリトーはやはり短編がおもしろい!と久しぶりに短編集を読んで思った。 イギリス労働者階級の日々を見つめた短編の数々はどこか排他的で、孤独である。街の風景は常に暗くて、なんだかジメジメしているようなイメージがある。 登場人物はみんな何かから逃亡している。 シリトーの短編は特に大きなドラマがあるわけではないのだけれど、人生の中で感じる逃避願望や全てをチャラにしたいというリセット願望のようなものが現れてる気がして、とても面白いです。
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