CD 高野聖 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◆朗読:佐藤 慶。角川文庫のテキストを手元にCDをかけながら読みました。佐藤氏の語りはイメージにまずまず合っていてよかったです(欲を言うことが許されるなら、もうちょっと説法慣れたお坊さんっぽいとうれしかった)。リズムよく読み下される泉鏡花は、私が黙読でたどたどしく読むよりも美しく広がりました(漢詩の上手な朗読を聴くと、風景が開けて見える、ああいう感じの違い)。漢字の読みが何点か角川と新潮で異なるようでした。あえて振り仮名を振っているようなので、その読みを選んだ理由はどこにあるのか、典拠を知りたく思いました。【2013/10/16】
Posted by
- 1