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公安は誰をマークしているか の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2023/12/09

警視庁公安部各課を、実際に起きた事件などを交えながら解説。 公安警察の重要性は認めつつ、国民が公安警察の活動を知ることが、人権軽視の捜査防止につながるとする。

Posted byブクログ

2023/08/22

公安部、警備部を担当した元新聞記者が書いている。公安と名がつく組織にも指揮系統によって、その下部は様々な役割が与えられている様だ。誰をマークしているか と言う表題通り、それぞれの相手に対してと言う事がわかり易く書いてあった。

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2021/07/24

「公安」と言う言葉はよく聞くが、実際にどんな組織で何をやっているのか? 右翼、左翼、カルト、スパイと、対象は多い。 それにしても、いまだに左翼も活動しているのだなあ。

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2020/10/10

【筆者が知る限りでは、公安警察に身を置く人たちには「誰かがやらなければ」という強い正義感を持っている人が多い。一方で、汚れ役を自任するあまり、国と国民を守るためには場合によって手段を選ばなくてもいいという独善に陥る危険性を孕んでいるようにも思う】(文中より引用) 外目からはなか...

【筆者が知る限りでは、公安警察に身を置く人たちには「誰かがやらなければ」という強い正義感を持っている人が多い。一方で、汚れ役を自任するあまり、国と国民を守るためには場合によって手段を選ばなくてもいいという独善に陥る危険性を孕んでいるようにも思う】(文中より引用) 外目からはなかなか何をやっているかわからない警察の公安部門。警視庁公安部を例に取り過去の担当事件も紹介しながら、その内実に迫った作品です。著者は、産経新聞で警視庁公安部・警備部の担当も務めた大島真生。 警察ドラマなどを見ていると役職に漢字がやたら並ぶキャラクターが出てきて「実際のところどんな役割を担っているんだろう」と思うこともあったのですが、その疑問の一端をすっきりと明らかにしてくれた一冊。取り上げるものの性質故に一部断片的と思われる箇所もありますが、公安の窓口としてオススメできます。 新書という手に取りやすい媒体だけど、一体どんな人がこれを読んでいるんだろう☆

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2016/01/09

文字通り公安というのがどういう組織で、どんな仕事をしてるかを綴った一冊。 国民から見えにくい公安の活動について知ることができた。

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2013/04/29

聞いたことはあるけど、知らなかった世界。 昔話かと思ってたけど、今もしっかり存在する団体。 「過激派」「赤軍」などの思想は今もあり、公安は密かに戦ってるんだなあ。 日本人として、も少し危機感持っていかないとなあ

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2014/03/19

公安組織とその実状がバランスよく記述されている。 逆に言えば,内容が表面的で深みがあまりない。 公安の導入本として読むといいと思う。 公安に関する本は,本書が初めてなので, 個人的には面白かった。

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2013/03/26

公安関連の入門書としては良書かと。具体的な捜査方法などが知りたいのであれば(外事課に限られるが)、「秘匿捜査(竹内明)」の方がそこそこ詳しいですが。

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2012/03/04

反社会性団体や公安そのものに興味ある人には良い資料だと思うが、私には興味が持てなかったので、途中で読むのを放棄してしまった。

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2012/02/15

 本書は、普段一般に知られていない「公安警察」についての書である。本書の冒頭においても「わかりにくい組織」との書き出しから始まっているが、読んでみてもわかりにくい組織であると思った。  警視庁に「公安部」があり、46都道府県の警察本部の警備部に「公安課」がある。警察庁にも「公安課...

 本書は、普段一般に知られていない「公安警察」についての書である。本書の冒頭においても「わかりにくい組織」との書き出しから始まっているが、読んでみてもわかりにくい組織であると思った。  警視庁に「公安部」があり、46都道府県の警察本部の警備部に「公安課」がある。警察庁にも「公安課」があり、最高検察庁・高等検察庁にも「公安課」がある。このように公安組織が分かれているには、それなりの歴史と任務内容の分担があるのだろうと推察はできるが、これは官僚組織の肥大化そのものではないのかと思った。  国家の危険を未然に防ぐ公安組織のそれなりの意義は、本書を読んで理解できないわけではないと思った。確かにかつては「70年安保」や「全共闘運動」、「連合赤軍事件」等々が激烈な社会活動・事件等があった。最近でも「オウム真理教」事件や、「アルカイダ」のテロ等々、様々な事件がある。  しかし、1991年のソビエト崩壊・冷戦終結以降、アメリカにおいても「平和の配当」として軍事費は大幅に削減された歴史がある。現在の日本において、日本共産党が暴力革命を目指す危険な組織と見るものは一般にはほとんどいないと思われるし、いわゆる過激派も社会的影響力はほとんどないようにも思える。  「公安組織」はその特性上、活動内容がほとんど明らかにされていない。それを理由にもう必要でなくなった巨大組織が延命をはかってきたのが日本の公安組織の現状でないかとの危惧を本書を読んで思った。  やはり、国民の目線を意識しなくなる国家組織は腐敗するのではないだろうか。本書はほとんど知られていない公安組織に光を当てたと言う意味で、価値があると思った。

Posted byブクログ