『洋酒天国』とその時代 の商品レビュー
同一部署に直木賞作家と芥川賞作家がいる会社はサントリーだけだろう。解説で鹿島茂が言う通り、なんて羨ましい環境だ。
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サントリー山崎工場を見学してからサントリー社にハマってます。飲むの日本酒と焼酎というピュアジャパニーズ派だったの最近は角瓶を飲む始末です。それにしても洋酒天国をリアルに読めた世代が羨ましい限りです。
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「洋酒天国」はサントリーの販促のためのPR誌、市販はされていなかった。 昭和31年(1956年)に創刊され、昭和39年(1964年)に第61号をもって廃刊となった。廃刊になってからでも、既に50年近い年月が経過している。 何故50年も前の一企業の、市販もされていないような雑誌が本...
「洋酒天国」はサントリーの販促のためのPR誌、市販はされていなかった。 昭和31年(1956年)に創刊され、昭和39年(1964年)に第61号をもって廃刊となった。廃刊になってからでも、既に50年近い年月が経過している。 何故50年も前の一企業の、市販もされていないような雑誌が本の題材となり得るのか、というと、開高健や山口瞳といった人たちが編集に携わっていたから。 と言っても、開高健も山口瞳も古い作家なので、ぴんと来る人の方がいまや少ないのかもしれない。 筆者の小玉武氏も、サントリーで広報に携わっていた人。「洋酒天国」にまつわる話ばかりではなく、その当時の時代の雰囲気みたいなものも伝わってくる。 好著。
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