オックスフォード英語大辞典物語 の商品レビュー
OEDについての本はこれまでもマリーを中心に出ていて、邦訳もあるが、これは最近までの歴史とそこに参加した人々のエピソードをたどったもの。歴史主義に立った記述方針は、ある語の誕生から成長あるいは衰退をみるのにとても便利で、ぼくもこれまで「貿易風」「海流」などの原語の歴史を調べるのに...
OEDについての本はこれまでもマリーを中心に出ていて、邦訳もあるが、これは最近までの歴史とそこに参加した人々のエピソードをたどったもの。歴史主義に立った記述方針は、ある語の誕生から成長あるいは衰退をみるのにとても便利で、ぼくもこれまで「貿易風」「海流」などの原語の歴史を調べるのに利用してきた。しかし、これをつくる立場からみれば本当に気の遠くなるような作業だ。全体に面白い内容だが、訳は時にはじめてみる日本語があったりで、あまり読みやすいとはいえない。
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