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英語のテストはこう作る の商品レビュー

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2013/01/27

 「日常的な例を多用しながらテスト理論の『つぼ』を平易な表現で解説。まったく予備知識のない読者でもテスト理論の全体像を把握し、かつテスト作成のための実際的な指針を得ることができる。」(裏表紙)という内容で、『英語テスト作成の達人マニュアル』などの著者である靜先生が翻訳したもの。原...

 「日常的な例を多用しながらテスト理論の『つぼ』を平易な表現で解説。まったく予備知識のない読者でもテスト理論の全体像を把握し、かつテスト作成のための実際的な指針を得ることができる。」(裏表紙)という内容で、『英語テスト作成の達人マニュアル』などの著者である靜先生が翻訳したもの。原題はTesting for Language Teachers。  翻訳されたものを読む抵抗感と、日本の実情にどれくらい一致するんだろう、と思って読み始めてみたが、あくまでテスト論の初歩を学ぶ、という目的は達成できた本だった。「妥当性」、「信頼性」、「波及効果」というテストの要素と、テスト開発の行い方、採点の行い方、などがとても分かりやすく書かれている。実例も多く載っていて分かりやすい。特に信頼性を担保する採点というのは、とても面倒という印象を受けた。一体、日本の大学や高校の入試は一体ここに書かれていることのどれくらいが反映されているのか気になる。  すぐに役立つテクニック的なものは他の日本人によって書かれたテストの本の方が良いだろうが、それらを支える理論的な部分を分かりやすく知るにはちょうど良い本だと思う。(13/01/26)

Posted byブクログ

2009/10/04

到達してほしい目的があるからこそ「テストが存在する」という当たり前を再認識する本。技能別に説明されているテスト例も納得できます。

Posted byブクログ