戦争で読み解く日本近現代史 の商品レビュー
時系列ではなく、幕末+100年ぐらいの米中韓英露の国別外交史で整理されておりわかりやすい。「大人のための近現代史入門!」とのコピーにある通り内容的にも高校の教科書よりは詳しいし、300ページの新書として十分な内容だと思う。このレベルできちんと理解している日本人は1000人に1人も...
時系列ではなく、幕末+100年ぐらいの米中韓英露の国別外交史で整理されておりわかりやすい。「大人のための近現代史入門!」とのコピーにある通り内容的にも高校の教科書よりは詳しいし、300ページの新書として十分な内容だと思う。このレベルできちんと理解している日本人は1000人に1人もいないだろう。自分もその1人だが。
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歴史に学んだことを未来に活かすというスタンスの下に現在も重要な間柄である米・中・韓・英・露の5カ国と日本の近現代史に絞って解説している。各章に分けて叙述することの欠点となりうる全体の通史を補うために関連事項は他の章の参照すべきページが記載されており、また巻末には通史年表が配置され...
歴史に学んだことを未来に活かすというスタンスの下に現在も重要な間柄である米・中・韓・英・露の5カ国と日本の近現代史に絞って解説している。各章に分けて叙述することの欠点となりうる全体の通史を補うために関連事項は他の章の参照すべきページが記載されており、また巻末には通史年表が配置されている。これらは全て前書きに書かれており、本文がその通りに書かれていることから、筆者の明確な意思の下に書かれた良書であると思える。 多くの事柄を語っているために一つ一つの事柄にはあまり詳しくは無いが、重要なことを概説していることと、興味を持たせるために歴史事項に関連した人物の記述にも力を入れていることは大まかに理解するためには大変適していると思える。参照に従いながら繰り返し読むと良い本だろう。
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